『SNS時代の農業』① 自己紹介的に。。
皆さまこんにちは。
北東北では、ようやく山々が新緑の初夏を装い始め、標高の高い山の頂きはまだ白く輝き、濃さを増した空とのコントラストがより映えるようになってきました。
筆者の温室でもようやく今週、キュウリ達のトンネルを解体し、今朝ネットへの誘引が完了したところです。
さて、今日は筆者の考える「農業とSNS」について、Noteを始めて間もないこともあり、自己紹介的に綴りたいと思います。
10年前からTwitterを使い、それ以前にはmixiの農業コミュニティなどで、農業者の方と積極的に交流した事もある筆者ですが、基本的に電話やメールなど「顔の見えない」やり取りはあまり得意ではありません。
Twitterは情報収集以外では、未だに日記的な使い方しか出来ず、他のユーザーの方にメリットとなる投稿はあまり出来ていないと言えるでしょう。
時系列が見え、リアルタイムに動きを伝えやすい事が、筆者の感じているTwitterの利点です。
もし自分に興味を持ってくれた方がいたら、リアルな「とある農業者の悲喜こもごも」を飾ることなく見てもらえれば、というのが一つにはあるので、あまり気の利いた投稿にはなっていないかも知れません。
そんな中、やはり人間ですから、いいねが少なかったり、フォロー解除されたりすると、ちょっぴり悲しくなるものです。(最近ようやく耐性が付いてきましたが。。)
もともと前述した通り、SNSを駆使して何かを仕掛ける事が得意なタイプではありません。
東北に移住し、農に関わる事を始めてから、最初のうちは農協への出荷の仕方もわからず、自身の手作りでホームページを開設し、農薬ゼロ野菜のネット販売を展開しましたが、まだ当時はほとんど目にすることのなかった、農作物や食料品のオンラインショップも、SNSを駆使できる筆者であったなら、そのはしりのような事を手掛け続けていたかも知れません。
東京在住時には、企業でマッキンゼー手法を推し進めるリーダーの下で、TOC理論を用いて業務改革を進め、MBAなどのマーケティング理論を学び、商品開発やMDに携わった筆者ですが、それらを有効活用するようなことは出来ませんでした。
在職時から徹底した「現場主義」だったためか、現場をちゃんと知らずに形だけ作ることは、自分にはどうしても地に足が付いていないように感じられてしまったのです。
そのため、時代に逆行するように、有機・農薬栽培のネット販売→刊行栽培の直売→系統出荷(市場や農協へ一括出荷)へと移り変わりました。
とことん地域産業の根幹にのめり込んだ形です。飲み込まれたとも言えるかもしれません(笑)
でもどうしても、ここから始めたいと今は思うので、随分と長い遠回りをしたと思います。さらに、「甘い話」に乗り、移住当初から手掛けたいと思っていた6次産業を中途半端に、渡された飲み屋での「飲食店経営」という二足の草鞋の「失敗」から多くの人に迷惑も掛けました。
さて、そんなこんなで、地域農業者と「同じ」ように、農業を展開し始めた筆者のSNSへの関わり方ですが、やはり、場面やツールは変われど、根本にあるのは「人」です。
A型で控えめ、人見知りする性格から、深く関わるまでは「物静かな男」と言われることも多い筆者なため、Twitterでも対話よりも「独り言」が多く、10年たった今でも、未だに他の方と上手に交流が出来ていないように感じています。
Twitterをやられている農業者の中には、自分より若く、Twitter歴も農業歴も浅いような方達が、活発に交流をし、いいねや会話をスマートに楽しんでおられるのをごくごく日常的に目にします。
そんな中、あるキュウリ農家の方にフォローを解除されました(笑)
筆者個人としては、農業者である以上、大同小異、産地や生産方法、事業展開の手法の違いなど、微々たる違いと思って、積極的に参考にするツールとしてもTwitterは大変有益だと感じていますので、まさか同じキュウリの生産者から突然フォローを解除され、「?」「??」「???」でした。
もちろん、筆者も人間ですから、時々読んでいて疲れてしまう投稿をする方もいるので、そっと数日「ミュート」させて頂いてしまうことはあります。
ただ、これも「時代と逆行」した考え方かも知れませんが、「フォロー解除」は「これっきり。あなたとの交流は一生しません」ということと同じだと考えます。
そこになんらの進歩も相互理解も拒絶したものがあるなぁ。と感じた次第です。
フォロー数もフォロワー数も少ない筆者ですので、余計に大袈裟に受け止めたかも知れませんし、事実筆者の「つぶやき」は独り言ベースなので、興味がなくなったのかも知れません。
ただし、その方は「農家で団結しよう!」というようなアクションを起こされていた方なのですが、得てしてそういうタイプの方こそ、自身と考え方がそぐわないフォロワーをバッサリと切り捨てていくのかも知れません。
イベンターのような方は、その人間交流の回転の早さから、あたかも商品の切り替えのような感覚で、人間関係も棚卸しや断捨離を行ってしまうのかも知れません。
筆者は、出来るだけ広く色々な考え方を知りたいと思うので、あまりフォロー解除はしませんし、積極的に交流も出来ず、中途半端で浅薄な関係に映るのかもしれません。
雑感ですが、筆者なりのSNSとの向き合い方の一部を綴りました。
後日、後半編と称して、実際のSNSの展開について綴りたいと思います。