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「死」と向き合う経験をして

私は、今までに「死」と向き合った経験が3回ほどあります。


前回の記事「本当の自分になって生きるためにできるたった一つのこと」の続きです。

まずは、私の人生の中で、たぶんもっとも過酷だったときのことから
綴っていきたいと思います。

ちょっと重い話もあるかもしれませんが、よろしければお読みくださいね。


死と向き合った経験は、昔付き合っていた彼に殺されかけた経験を合わせれば、4回になるかもしれません(^^;

最初に向き合ったのは、30代の初めの頃でした。

当時、私は結婚を考えてお付き合いをしていた男性から、突然別れを告げられ、泣く泣くお別れしました。

その後も、簡単にはその彼のことを忘れることはできず、一人暮らしをしていたので、一人でさみしい思いをしていました。

しばらくして、お腹に違和感を感じるようになったので、近くの病院でお腹の検査をしてもらうと、お腹ではなくて腎臓に影があることがわかったのです。

今回、検査をしてくれた先生がたまたま気づいてくれました。

「もしかしたら良性ではないかもしれない・・・」


そんな先生の言葉に、頭の中は真っ白になりました。


影の感じからすると、どうも腫瘍のようだから、別の専門の病院で見てもらうように言われ、紹介していただいた近くの少し大きなD病院へ行きました。

腎臓なので泌尿器科です。

その時の担当の先生に、検査結果の画像を見ていただくと、
いきなり、「これはガンですね。」と心の準備をする間もなくさらっと告げられました。。

私は、自分のことだととても思うことができなくて、まるで他人事のように先生の話を聞いていました。

その先生は、私にそのことを告げる前に、誰かに電話をしていたのですが、どうやら私のことを報告していたようで、途中で「学会ものだよ!」と、なんだか嬉しそうな感じの声が聞こえてきました。

それを聞いた時、私はその先生に対する「信頼」という感情がどんどん薄れていくのを感じました。

たぶん、女性の腎臓ガンは少し珍しかったのでしょうね。

私のことを、まるで実験に使う物のように扱おうとしているのではないか?
と思いました。

案の定、その先生は「転移するといけないから手術は早い方がいいよ。」「急いだ方がいいよ。」と、私を怖がらせて早く手術することをすすめてきたのでした。

私はどうしてもその先生の言うことが100%信用できなくて、それ以上話を進めることなく、その病院を出たのです。

それから、私の「死」と向き合う長い旅が始まったのでした。・・・




※この記事は、私が2014/3月に書いたものを少しだけ加筆修正してアップしています。

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