天津木村がエロ詩吟で売れた時にやってしまった僕の愚策
どうも天津飯大郎(てんしん・はんたろう)です。
今、祇園花月にテンジャルマイルの出番で向かっています。
雨も風も大変そうで、来られる方は注意して頂きながら来て頂けたらと思っています。
新幹線の席で、ネタの確認を1人でやりながら少しソワソワしています。
木村くんと仕事をするのは久しぶりで
なので妙にソワソワしてしまいます。
僕にとって木村くんは相方でありますが、それと同時に一番親戚に近い感覚なんだと思います。
いとこくらいの親戚。
つまり我々は心のなすなかにしです。
と言ってもいいくらいの感じなんです。
昔はそんなことありませんでした。
もっと単純にライバルというか敵というか
僕の心の狭さが木村くんに迷惑をかけたなあと思ってます。
たとえば
木村くんがエロ詩吟(2008年ブレイクしたエロいことを詩吟で言うというもの。今考えたらマジでどういうロジックなのか分からんすぎて面白い)で売れた時に
相方だからそれを喜べばいいのに
その時の僕は、何かしらを変えないと負けてしまうと思って
いろいろ考えました。
そして絞り出した答えが
『今まで木村くんと呼んでたのを木村、とタメ口にする』
でした。
なんでやねん。
なんで何かを変えようとした結果がタメ口やねん。
弱いやろ着地点。
そのせいで周りにも
「どういうこと?」
という雰囲気を漂わせてしまいました。
(今日やるテンジャルマイルの時もめちゃくちゃ微妙な空気にしてしまったのを覚えています。ごめんなさい)
とにかくブームになったエロ詩吟に嫉妬して
負けたくなくて
がむしゃらに何かをやろうとした結果が
ことごとく間違っていました。
他でいうと
相方が『振る』って文化わかります?ギャグやエピソードをそっとやるように仕向ける、そんな行動を振るというのですが
当時相方はエロ詩吟の最後のセリフ『あると思います』というのを決め台詞で使ってました。
そのセリフを、相方として振らないといけないのですが
よりによって振り方が
「あると思いますか?」
木村くんは苦渋の表情で
「あると思います」
と言いました。
そりゃそうです。
自分の決め台詞ほぼ言われてるんですから。
こんな愛のない振り方、ない。
水戸黄門で言えば悪役が
「何かしら紋所が入った何かを出して控えおろうと言いそうだぞ」
と言われた後に角さんが
「この紋所が目に入らぬか!」
と言うみたいなものですし
101回目のプロポーズで
武田鉄矢がトラックの前に出ました。
直後、浅野温子が
「あなたは死にましぇんか?」
と言われた後に
「僕は死にましぇーん!」
と言ってるみたいなものです。
名言の強さが極端に弱くなります。
めちゃくちゃ蛇足です。
そんなことをやってしまってたんですね。
今日はそんなことがないようにしたいと思います。
でもまたあると思いますか?って振ってしまうこと?
あると思います!!
自分にはスムーズに振れるんやなあ。