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スランプを抜け出す作曲

https://on.soundcloud.com/DkoFQ
こんにちは、Phonkおじさんです。今回は、最近作った新しいトラックについて、少し裏話をしていこうと思います。

この曲は、ダブステップとフットワーク、そしてローファイの要素を組み合わせた、いわばサンプルの「コラージュ作品」です。制作のきっかけは、DrezoとDJ Rashadの楽曲からインスピレーションを受けたことでした。それぞれのトラックの中から、グルーヴやリズム感に強く惹かれた部分を抽出し、新たな形で組み合わせてみようと考えたんです。

最初に手をつけたのは、Drezoのヘヴィでパワフルなベースライン。これを土台に、リズムをいくつかのパターンに分解し、フットワークらしい高速ビートにリメイクしました。ドラムの要素には、TR-808のサンプルを使い、キックやスネアの鳴りを強調しつつ、フットワークの疾走感を引き出す工夫をしました。

次に、DJ Rashadの特徴的なボーカルサンプルを加えました。ボーカルの断片をリバースさせたり、ピッチを変えたりしながら、曲全体に「変化するエネルギー」を持たせるようにしました。ここで重要なのは、原曲の雰囲気を損なわないようにしつつ、Phonkおじさん流のアレンジを加えること。サンプルをどのように加工するかで、曲の印象が大きく変わるので、何度もトライ&エラーを繰り返しました。

そして、仕上げとして、ローファイの落ち着いた雰囲気を足しました。フィルターをかけたピアノや、淡いシンセパッドをバックに加えることで、重低音と高速ビートの中に一瞬の安らぎを与えることを意識しました。結果として、ダブステップの重厚さとフットワークのスピード感、そしてローファイのリラックス感が同居する、不思議な世界観のトラックが完成しました。

この曲は、サンプルを組み合わせることで生まれた偶然の産物でもあります。音楽制作の面白さは、予想外の組み合わせから新しい発見が生まれるところにありますね。そんなクリエイティブな旅の一部を、皆さんにも共有できればと思います。

SoundCloudにこの曲をアップロードしたら、ぜひ聴いてみてください。そして、感想やフィードバックもお待ちしています!

それでは、また次回の制作記録でお会いしましょう。

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