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食ってしまった

 どうやら私はあるものを食ってしまいました。
確かにジャンクフードみたいに手軽に食べれるような軽さでもありましたし、手が汚れてもテッシュで拭いて、また食べればいい話しでした。
 
しかし、そのジャンクフードは人から進められると極度に体が拒絶反応を示してしまいます。どうしてでしょうか。受け入れ難いのでしょうか。人から押し付けられたジャンクフードは手軽さは覚えていますが、手が汚れてもテッシュで拭いて落ちるようなものでは無いのを感じました。私が拒絶反応を起こしたら、その押し付けた人は不機嫌な顔をしました。

 その人は、自分が勧めているジャンクフードを味見もせずに拒むのは何事か。といかにも少しでも強制的に食べさせることしか考えていない脳でありました。
 
私は、そのジャンクフードを触る恐怖で動悸がしてしまい、頭も混乱してしまいました。それでも、その人は自分の達成感、受理感覚、認知力、自慰感覚に陥っているのでしょうか、私を見るという行為をしてませんでした。私は、半ば混乱しながら、頑張って顔に出さずにそのジャンクフードを食べました。食感は砂糖菓子を口に入れた瞬間に溶けていくような感覚です。手のベタつき、汚れは取れません。食感も消えません。後味が悪いです。
 
そして、押しつけた人は私にこう言いました。これも訓練だ。これも我慢するんだ。流すんだ。成長に繋がる。と。それは確かに、後味を悪くしました。

あぁ、なんで後悔を受け入れて食ってしまったんだろう。

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