【天龍村の魅力を掘り起こし隊②】

昨年から半年間、続いたプロジェクトの「天龍村歴史カルタ作成プロジェクト」の原案が完成しました。
天龍村の魅力を44の絵札に詰め込んだ原案です。

20.熊伏山頂(こちらを使う)

歴史カルタ原案の例 遠くに臨む景色良し 熊伏山 (とおくにのぞむけしきよし くまぶしやま)

本年度は、住民を交えた会議や講座、広報等の意見聴取をまじえて「カルタ」を完成させる手筈でしたが、新型コロナウィルスの影響により工程が大幅に変更となってしまいました。

新型コロナウィルスの一刻も早い収束と、プロジェクトの再開が叶えばいいなと思っております。

今年は厳しいかもしれませんが、住民の皆様、行政の方々と一緒に作り上げる「読みやすい」、「親しみやすい」、「地域の魅力を学べる」、「活用できる」コンテンツとしてリリースしたいと思っております。

さて、今はこんなご時世なので、新しい情報の提供はできませんが、昨年度プロジェクトに取り組むにあたり苦労して点をご紹介します。

【カルタ作成のプロセスと苦労した点】
2019年度は、フィールドワークや文献を活用した調査を行い、カルタの原案を作成しました。

文字札は、日本で一番普及しているという上毛カルタになぞって7・5調、絵札はそれらしい写真の当てはめで作成しました。

苦労した点は3点あります。
1点目はそもそも写真がない…2点目は、7・5調にまとまらない、3点目は、「わ」とか「よ」とか…当てはめの難しい文字があることでした。
写真がない点は、インターネットやSNSから「今はだけは」引用しています。
住民の皆さんから写真を頂いてより良い絵札を使っていく予定です。
7・5調にまとまらない点は、地域の歴史や魅力を知れば知るほど、「文字札に何を入れるか」、「短文でどのようにまとめるか」に悩まされました。「わ」とか「よ」とか当てはめの難しい文字がある点は、パズルのような文字列の入れ替えに悩みながら対応した次第です。

今回は、何とか原案の完成に至りましたが、至らない点も多々あります。そこは、住民や行政の皆さんと一緒に考えることでブラッシュアップしていきたいと思っております。
皆さんと一緒に作成する「カルタ」を目指していきたいですね。

【7・5調って何】

日本の和歌や詩の音数律の一つ。7音節の句のあとに5音節の句をつづけたものを単位として反復したもの。万葉集で使われている5・7調に比べ、軽快で流暢なリズムになる。(三省堂 大辞林 第3版より)

「上毛カルタ」にも七・五調が使われ、普及した要因の一つだとも言われています。いろいろなご当地カルタと比べると、格段に読みやすく、記憶に残るのがポイントとのことです。大ブレイクした「ペンパイナッポーアッポーペン」も7・5調で、記憶に残りやすい歌ですよね。

チームで作成した「カルタ」の原案も、読みやすさの追求を重点課題として取り扱っていきたいと考えております。

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