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言葉の怖い影響力
「言葉には不思議な力がある。
最大の幸福をもたらすこともあれば、
最も深い絶望をもたらすこともある。」
これは、オーストリアの心理学者で精神科医の
ジークムント・フロイトの言葉です。
また、仏教の開祖であるお釈迦様も、
「言葉には、破壊する力と癒す力がある。
その言葉が真実で、優しいものであった場合、
それは世界を変える力があるのだ。」
という言葉を残しているように、
言葉とは、
想像以上にプラスにもマイナスにも
絶大なパワーを秘めているんですね。
天理教でも、おやさまは、
「言葉一つが肝心。
吐く息引く息一つの加減で内々治まる。」
と、教えてくださっておりますように、
言葉一つ、たった一言に注意を払えば、
誰とでも円満な関係を築けるほど、
言葉というのは重大なんですね。
また、
「愛想づかし、捨て言葉、切り口上は
おくびにも出すやないで。」
「愛想づかし、捨て言葉、切り口上、これかなわん。
これさえかのうたことならば、
五臓六腑の病さらになし。」
「むごい言葉を出さぬよう、
切り口上、捨て⾔葉、愛想尽かしは、
口が腐っても言うやないで。」
「仇言にも捨言葉 神は大嫌い。」
とも、仰られておりますように、
神様は、人を切り捨てるような、
人を傷つける言葉や、
相手を見限るようなことを
強くとがめられており、
こうした言葉は、自身の体にも
悪い影響を及ぼしてしまうんですね。
おさしずに、
「陰で言う事は十代罪と言う。」
ともありますように、
陰口悪口というのは、
十代後の世代にまで罪として残るほど、
神様からしたら重罪であり、言葉一つに
とんでもない重みがあることがうかがえます。
言葉を発するのは簡単で、感情的になれば、
ついマイナスな言葉が口から出てしまいますが、
その労力では考えられないほどの
影響力があることを心に置いて、
悪口、陰口、仇言、捨て言葉、
切り口上、むごい言葉、、、
を口に出さず、
一言一言に気をつけて、
神様人様に喜んでいただける言葉を
意識して使っていきたいですね。