今すぐ幸せになれる考え方
みなさんは、
「せかいがもし、100人の村だったら」
をご存知でしょうか。
これは、ネット上のチェーンメールから始まり、
拡散されたメールの内容を元に絵本化されたもので、
世界を100人の村に縮小して考えてみたら。
という視点で描かれた内容の文章です。
そのストーリーの中に、
村に住む人びとの100人のうち、
20人は栄養が十分ではなく、
1人は死にそうなほどです。
75人は食べ物の蓄えがあり、
雨露をしのぐところがあります。
でも、あとの25人はそうではありません。
17人は、きれいで安全な水を飲めません。
銀行に預金があり、財布にお金があり、
家のどこかに小銭が転がっている人は
一番豊かな8人のうちの1人です。
自分の車をもっている人は、
7人のうちの1人です。
村人のうち、1人が大学の教育を受け、
2人がコンピューターを持っています。
けれど、14人は文字が読めません。
もしもあなたが、
いやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに
信仰や信条、良心に従ってなにかをし、
ものが言えるなら
そうでない48人より恵まれています。
もしもあなたが、
空爆や襲撃や地雷による殺戮や武装集団のレイプや
拉致におびえていなければ、
そうでない20人より恵まれています。
という部分があります。
これを読んでみると、
自分は世界の上位数%の中にいて、
いかに恵まれた存在であるかを思い知りました。
おやさまは、
「世界には、枕もとに食物を山ほど積んでも、
食べるに食べられず、水も喉を越さんというて、
苦しんでいる人もある。
そのことを思えば、わしらは結構や、
水を飲めば水の味がする。
親神様が結構にお与え下されてある。」
と、おおせられて、
御苦労の中をたんのうの心で通られました。
自分が今抱えている悩みや苦しみなんて、ごくごく
小さく些細なもので、世界にはそれ以上に
悩み苦しんでいる人がいるということを考えると、
悩むことがバカバカしくなりました。
そして、この物語は、
もしもこのメールを読めたなら、
この瞬間、あなたの幸せは2倍にも3倍にもなります。
なぜならあなたには、
あなたのことを思ってこれを送った誰かがいる
だけでなく、文字も読めるからです。
けれどなにより、あなたは生きているからです。
昔の人は言いました。
めぐり往くもの、また巡り還る、と。
だからあなたは、深ぶかと歌ってください。
のびやかに踊ってください。
心をこめて生きてください。
たとえあなたが、傷ついていても、
傷ついたことなどないかのように、愛してください。
まずあなたが愛してください。
あなた自身と人がこの村に生きてあるということを。
もしもたくさんのわたし・たちが
この村を愛することを知ったならまだ間にあいます。
人びとを引き裂いている非道な力から
この村を救えます。きっと。
と、締め括られます。
「無い」ものを数えると、悩みや苦しみが生まれ、
「有る」ものを数えると、豊かさが生まれる。
と、聞かせていただきます。
心が倒れそうになったときは、
「親神様が結構にお与えくだされてある。」
とのお言葉を思い出して、
たんのうの心で乗り越えていきたいですね。