人を思い通りに動かすには方法があった!?
「宿題をしなさい!」「勉強しなさい!」
と、言われるとしたくなくなる。
「片付けをしなさい!」
と、言われるとやりたくなくなる。
「投票してください。」
「清き一票をよろしくお願いします。」
と、言われるとしたくなくなる。
してはいけないと禁止されるほど、
したくなる。
皆さんもこのような体験に
心当たりがあるのではないでしょうか。
このような現象を、心理学では
『ブーメラン効果』と言い、
説得しようとすればするほど、相手は
説得した内容とは逆の振る舞いや行動を
しようとする心理現象を指します。
しかも、
強く言えば言うほど逆効果で、
相手は反対の意志を強く固めるそうです。
人間は、人に言われたからする
という行動を嫌い、
主体性が無いと100%の力を
発揮しないんですね。
おかきさげに、
「どうせこうせこれは言わん、
これは言えん。」
と、あります。
また、みかぐらうたに、
「無理にどうせと言わんでな
そこはめいめいの胸次第」
「無理に出ようと言うでない
心定めのつくまでは」
と、ありますように、
神様でさえも、人間に対して
「こうしてほしい」
という思いがあっても、
「こうしてくれ」
とは仰せられず、
人間が自主的に動くことを
待っておられます。
「ああしてほしい。」
「こうしてほしい。」
「ああしなさい。」
「こうしなさい。」
と、伝えるよりも、
自分から「したい!」
と思わせるよう工夫することが
大切なんですね。
人に何かの行動を促す際は、
相手の主体性、自主性に働きかける
ようなアプローチを心がけ、
感情的にならずに
円滑な人間関係を構築していきたいですね。