現象よりも心が先
日本のことわざに、
「笑う門には福来る」
というものがあります。
これは、
いつも笑い声が満ち、
和気藹々とした所には
自然と幸福がやってくる。
という意味ですが、
おやさまのお言葉にも、
「日々は喜んで通らして貰うのやで。
喜べない様な日もあろう。
喜びにかえて通らして貰うのやで。
真実の心で通らして貰えば、
喜べるのや。」
と、ありますように、
福が来たから笑顔になれたり
喜べたりするのではなく、
いつでも笑顔で、
どんな時でも喜んでいる人に
喜べる福がやって来るんですね。
喜べない事でも喜びに変えることで、
心の底から喜べることが起きる。
現象が起きて、心が反応するのではなく、
心通りの現象が起こる。
と、教えていただきます。
心理学の中にも、
『カラーバス効果』
というものがあり、
人は、意識したことに関する情報を
無意識に集める習性があります。
「赤い靴が欲しいな。」と考えると、
街中で赤い靴ばかりが目に留まるように、
『幸せ』に目を向ければ、
幸せを感じることばかりが集まり、
反対に、『不幸』に目を向ければ、
不満や不足に感じることばかりが
集まってくるということですね。
おやさまは、
「むずかしい中、
そのならん中を喜びにかえて通ってくれ。
その中にご守護が頂けるのや。
無理と思うてはいかんで。
たいそうに思うやないで。
喜びにかえて通って行く中に、
あゝ結構やった、
有難かったと思える日が必ずあるのやで。
その日を楽しみに通ってくれ。
今の苦しみは先の楽しみやで。
日々を喜んで通らして貰いなはれや。」
とも仰せられましたように、
「もう無理だ。」と思えるような
困難であればあるほど、
そこに喜べる一筋の光を見い出すことができれば、
その分、大きな御守護を頂けるんですね。
おさしづに、
「たった一つの心より、
どんな理も日々出る。」
と、ありますように、
日々起きてくることは、
自分の心が引き起こしていることを
念頭に置いて、
物事のプラスの面を意識できるよう
喜び探しの達人を目指して
日々を通らせていただきたいですね。
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