【道中】
「結果にこだわるな、
成功にこだわるな、
成長にこだわれ。」
これは、元サッカー日本代表の
本田圭佑さんの言葉です。
人というのは、
成果や結果といった
最終地点だけを見てしまいがちで、
良い結果が出たり成功すれば⭕️。
悪い結果や失敗すれば努力は無駄だった。
と、思ってしまうものではないでしょうか。
ですが、そんな結果よりも、
”努力をした”という事実、
その時間の方が価値がある
のかもしれません。
天理教でも、おやさまは、
大雪の中、吹雪に吹きまくられながら
お屋敷へ帰って来られた方に、
「ようこそ帰って来たなあ。
親神が手を引いて連れて帰ったのやで。
あちらにてもこちらにても滑って、
難儀やったなあ。
その中にて喜んでいたなあ。
さあ/\親神が十分々々受け取るで。
どんな事も皆受け取る。
守護するで。楽しめ、楽しめ、楽しめ。」
と、仰られました。
神様は、お屋敷へ辿り着いたという
結果ではなく、その道中、
過程を見ておられるんですね。
おさしづに、
「成りても一つの理、
成らいでも一つの理。」
と、ありますように、
良い結果でも悪い結果でも、
それは神様の計らいであり、
人間業でどうこうできるものではありません。
「人事を尽くして天命を待つ」
ということわざもあるように、
人は、その過程、道中で
どれだけ力を尽くせるかにしか
及びません。
結果や成果にこだわらず、
どんな結果になろうと
それが最善であると受け入れて
それまでの道中を神様にお受け取り頂ける
心で歩むことが大切なんですね。
どんな結果が出るかではなく、
どれだけ力を尽くせるかに
焦点を当てて、
成長のプロセスを楽しんで
通らせていただきたいですね。