2022/12/18(日)
今日はテラ夫の誕生日だ。
しかし、テラ夫本人は背中の壊死した部分を切除するという緊急オペが入っている。
先月、麻酔から目覚めるまで大変な時間がかかったので、朝起きて子どもたちに身支度させ、急いで「ちょっとLINE電話できる?」と送ってみた。
すぐに「いいよ」と返信があったので、急いでケーキの準備をしていると、テラ夫からLINE電話着信。
私のiPhoneは動画撮影に使用したいので切って、長女のiPhoneから掛け直した。
iPhoneの前に、ケーキと子どもたち。
39のろうそくに火を灯し、4人でハッピーバースデーを歌った。
息子に火を消してもらおうとしたが、なかなか消えず、次女が手伝って消してくれた。
手術頑張ってねと伝え電話を切ってから、スクショと私のスマホで撮影した動画を送った。
9:52、10分後にオペ室に行くとテラ夫からiMessage。
そして11:42に無事オペが終了したとKドクターから連絡があった。
壊死・感染は骨までは及んでいなかったそうで、それより上部を切り取ったらしい。
どれくらいの面積を切り取ったのかまでは聞けなかった。
こうなってしまった原因として、肝臓の状態がよくないと傷がちゃんとくっつかないということがあるそうだ。
アルコールのせいだと疑われている様子だったが、直近の健康診断で肝臓については引っかかっていなかった。
素人考えだと、抗生物質や鎮痛剤による薬物性肝障害なのではと疑ってしまうのだが、詳しくは聞けなかった。
ひとまず2週間程度は注意深く診ていく必要があるそうだ。
予定通り、今日は一人で病院へ向かった。
病棟につき、出てきてくださったナースに「頼まれていた水とお茶と、あとこれをベッドサイドにつけてほしいんですけど。」と、誕生日プレゼント(ぶら下げられるようにしてある写真付きメッセージカードと、ベッドサイドに付けられるポーチ)を渡した。
「汚れたり壊れたりする可能性がありますがいいですか?」と聞かれたので、「いいです。大丈夫です。」と返答して、「お手数おかけして申し訳ないです」と謝罪してお願いした。
荷物を渡してすぐに帰ろうとしたところ、ナースから「担当ナースに不足品等ないか確認するので待っててください」と言われた為、エレベーター前の椅子に座って待っていた。
不足品については昨日テラ夫経由で確認頂いているので、ないはずなのだが。
しばらくすると、先程とは違う男性ナースがやってきた。
「ベッドサイドにつけてきました!ご本人さん、今日誕生日なんですと喜んでましたよ!」と言われた。
どうやらもう麻酔から覚めているらしい。
「奥さんなんですね?(大きい)娘さんいっぱいいらっしゃるんですか?って聞いたら、妻ですって言われました。笑」と言われたのだが、昨日に続いて長女に聞かれたら嫌な顔をされそうな話だ。
帰宅途中、テラ夫母にLINEですでに目が覚めていそうなことを報告。
電車に乗っていると、テラ夫から「この状態でよろしくねって言われた」と写真と一緒にiMessageが届いた。
なんと、オペしたばかりのテラ夫の太もも付近に、さっき渡したポーチと、その中から少し飛び出す形でメッセージカードと、さらに引き抜かれた充電器が散乱していた。
詳しく聞くと、さっきの「ベッドサイドにつけてきました!」は、そもそもメッセージカードはポーチの中に入れられた状態で、ちゃんとつけられていなかったようだ。
そして、その後すぐジュエット(腰のコルセット)を付けて体を起こされたタイミングで、全部外されてしまったらしい。
恐らくだが、顔の近くに付けてしまい、リクライニングに干渉するからと外されてしまったのだとは思う。
確かに、ただでさえこのコロナ禍、人手が足りたいナースたちの手を煩わせるようなプレゼントを持って行ったのは悪かったとは思っている。
しかし、1回付けてしまえば病棟が変わる時以外はつけっぱなしで大丈夫なはずだ。
寝たきりの患者がベッドサイドにポーチをつけることなんてよくあることだし、つけるべき位置まで指示しないといけなかったのだろうか。
あまりの対応に言葉を失い、テラ夫にも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
右手の固定が外れたらしく、思うようには動かせないが少しなら使えるらしく、頑張って自分でメッセージカードをつけようとしたところ、落としてしまったそうだ。
その後、用があってナースを呼んだタイミングで拾ってつけてもらえたようだが、私としてはとてもモヤモヤが残る事件となってしまった。
なお、その後テラ夫から聞いた話によると、この病院のナースは本当にとても怖いらしい。
ICUでまだ意識がそこまではっきりしない中、下剤の効果でオムツにもらしてしまった時、「黙ってもらさないでください!」と怒られたそうだ。
よく老人ホームや高齢者が多いターミナル病棟で、そのような暴言が聞かれるという話は聞いたことがあったが、生死を彷徨っている患者の多いICUでも行われていることにびっくりした。
これもやはり人手不足が招いた結果なのだろうか。
私の職場も常時人欠状態でとてもまともな環境ではなく、そういった心が荒んでくる状況には心当たりがある。
どうかナースたちが、もっと心穏やかに過ごせる環境になればいいなと思った。
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