2022/11/17① 着信

4:26、スマホの着信で目が覚めた。
知らない番号からの着信。
間違い電話？と思いつつ様子を見ていると、一度切れてすぐにまた着信。
隣に寝ている息子を起こしたくなかったから、まずは着信番号をググってみる。
都立の救急病院・・・？
一瞬で頭の中を駆け巡る「まさかテラ夫が酔っ払って事故って救急搬送・・・？」という可能性。
テラ夫は昔から記憶がなくなるほど飲んでしまい、いつそういうことになってもおかしくないような人。
そうこう考えているうちに電話は鳴り止んだ。
ちょっとドキドキしながら折り返してみると、病院の交換室に繋がった。(4:28)
着信があった旨伝えるも、「交換室からかけた履歴はないですね。」とのこと。
「何か心当たりはありますか？」と聞かれたが、さすがに「夫が酔っ払って・・・」なんて私の勝手な想像の話しても仕方がないので「ないです。」と回答し、「用があればまたかかってくる思いますよ。」と当たり前のことを言われて終わり。

うーん、、と思いつつTimeTree(家族で共有しているカレンダーアプリ)を確認すると、今日はテラ夫は出張ではなく東京いるらしい。
そして4:30またすぐ着信。
ここまでくるとさすがに本当にテラ夫が運び込まれているのでは？っていう思いと、いやいや間違い電話では？っていう思いが交錯しつつ電話に出ると、「テラ夫さんの奥様でしょうか？テラ夫さんが、酔っ払って橋の手すりの上を歩いていたようで、10メートル転落して怪我をしてこちらに救急搬送されています。意識はありますが骨折などあり手術が必要なので今すぐ病院に来れますか？」とのこと。

は？10メートル？？？え？？？？？
正直、想像を上回る状況。
「橋の手すり？10メートル？意識がある？そんな高さから落ちて骨折だけなんですか？頭は大丈夫なんですか？」って聞き返すと、「頭もぶつけています。そのあたりも説明したいので、今すぐきてください。ご自宅はどこですか？」と。
返答すると「じゃあ今すぐタクシー呼んでこれますね。」と言われたので、「子どもが3人いるので・・・」と伝えたら年齢を聞かれ、「じゃあ中2のお子さんを起こしていただいて、お願いしてすぐにタクシー呼んでくる感じですね？」と言われ、もはやそれしか選択肢のない状況で「はい」と返答。

長女を起こしに長女の部屋へ。
「長女ちゃん、起きて。ごめんね、パパが、酔っ払って橋の手すりの上を歩いて10メートル落ちちゃって、救急車で運ばれたんだって。」
寝起きの悪い長女もさすがにすぐ起きて、「は？生きてるの？」と。
「10メートル落ちたけど、意識はあるんだって。」
「は？」
とにかく行ってくるからと説明し、長女もとりあえず状況は理解してくれベッドから降りてきてくれたので急いで着替えてタクシーを呼び、息子と次女のことは長女にお願いして病院へ出発した。