喜びを分かち合うという価値
一人で映画を見る。
二人で映画を見る。
同じ映画であれば、どちらでも同じ感想になりますよね?
面白い映画は一人でも見ても面白いし、二人で見ても面白い。
同じく、
一人でご飯を食べる。
二人でご飯を食べる。
美味しいものは美味しいし、まずいものはまずい。
これも変わらないはずです。
僕は昔から一人でいることが好きでした。というか、大勢は苦手と言った方が正解かもしれません。
だからひとりビジネスを推奨しているわけではありませんからね(笑)
僕は起業してもうすぐ丸6年が過ぎようとしていますが、ずっと一人会社です。コンサルという仕事なので、クライアントの売り上げが上がれば一緒に喜ぶし、施策が上手くいけばやはり一緒に喜びを分かち合います。
ただ、会社の売り上げが上がっても、一緒に喜ぶ人はいません。
で、今やっている店舗ビジネスの話。
今、一緒に働いてくれているスタッフは3名います。一人は1店舗目の店長で、もう二人は春にオープン予定の二店舗の店長候補です。今は、仕事に慣れるために順番に出勤してもらっています。
何が言いたいかというと、売り上げが良かった時に一緒に喜びを分かち合えるという素晴らしさがある!ってこと。
会社員時代、特にホテルマンだった頃は同じ部署に100人以上いる大所帯でした。もちろん大きな仕事が成功すれば嬉しい気持ちはありましたが、喜びを分かち合うってほどではなかったです。
なぜか?
自分が関わっているのに、結局は自分ごとじゃないんですよね。
上手くいこうが、売り上げが上がろうが、別に自分にとってはほぼ影響がない。むしろ、上手くいって喜んでいたのではなく、「失敗しなくて良かった」という気持ちの方が強かった気がします。
でも、何で今は皆が一緒に喜べるのか?
おそらく、皆が「自分ごとになっているから」かなと。
・全員が責任のある立場である
・インセンティブに影響する
・立ち上げ期である
という点から、一緒に一喜一憂することが出来ています。
ということは、自分ごとじゃない人が増えれば上手くいきずらいわけで、逆に自分ごとの人が多いと上手くいきやすいということになります。
じゃー自分ごとのまま続けてもらうには? と考えると、
・全員が責任のある立場である
・インセンティブに影響する
・立ち上げ期である
上の2つは使えますね!
インセンティブはわかりやすいし、まーよくあること。
大切なのはもう1つの「責任ある立場」
競争意識を持たせて「責任ある立場」の人を少数にするのは、確かに1つの方法かもしれません。ただ、責任がない(本来そんな人はいませんが)立場の人からすると、「自分には関係ない」「もっと楽したい」といった思考になるのはよくわかります。
自分もそうだったから。。
なので、店舗ビジネスはいかに「責任ある立場の人だけで運営できるか」はかなり大切だなと感じています。
そして、最初の話。
誰かと映画を見るのも、誰かと美味しいご飯を食べるのも、結局は「分かち合いたい」ってことですよね。
映画を見た後に話すことが楽しい。
ご飯おいしかったよね!って言いたい。
店舗ビジネスの経営も、この「分かち合える」という価値をもらえることが、1つの大きな報酬だなって感じます。
と同時に、スタッフには「自分ごと」として捉えてもらい、同じく「分かち合える」に価値を感じてもらえるようにやっていくことが大事ですね!