見出し画像

様子を見るって都合のいい言葉の使い方

様子を見るって言葉。前向きな意味で使われることもあれば、とりあえずで使われることもある言葉です。ビジネスにおいては、ほとんどの場合で「とりあえず」で使われます。

先に「前向きな意味」で使われる時について。

例えば、子供同士が喧嘩をしている時。僕も様子を見ることがあります。すぐに止めに入れば? と思う方もいるでしょうし、もちろんそういう時もあります。

でも、結局子供同士でいつの間にか解決しちゃうので、必ずしも揉めているからって間に入る必要はないと思っています。謝ることを覚えたり、我慢することを覚えることもありますからね。

つまり、様子をみる方が良いこともあるってことですね。


ただ、ビジネスにおいて使う「様子を見る」については、多くの場合でただ「何もしないだけじゃない?」と思うことがあります。

例えばテストをしていて結果が出るまで様子を見る、あるいは期間を明確にして様子を見るなどは理解できます。ですが、変更した方がいいと思ったこと、見直した方がいいんじゃない?という指摘に対して、「ちょっと様子を見てから決めます」と言われることがあると、「何もしたくないんでしょ?」 って感じます。

そして、悲しいかなその予想はほぼ当たってしまうんですよね…。

変化を起こすって大変なのはよくわかります。明確な決定事項に従うなら楽だけと、変更する内容を自分で考えるのが面倒に感じるのも理解できます。

とはいえ「様子を見る」って言葉で片付けてしまい、しかもそのまま様子を見っぱなしの場合は、思った以上に信用をなくしてしまいます。

もし様子を見るという言葉を使うのであれば、理由や期間をしっかり伝えるようにしたいですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?