うまく考えるには?
世の中には「考える」ことについて「考えている」偉人がいる。そんな偉人の言葉から「どうすれば、もっとうまく考えることができるか?」について考えてみる。
■ジョン・デューイの言葉
How We Think という著書のなかで偉大な教育学者であり哲学者のデューイはこう言っている。
⇒ 考えるとは、批判思考(Critical thinking)
考えない=無批判思考(Uncritical thinking)とは「鵜呑みにすること」。これは強い思いこみが発生し、とても危険だ。
考える=批判思考(Critical thinking)とは「判断を留保し、疑問を持ち、比べて判断すること」。
■レフ・ヴィゴツキーの言葉
思考と言語 という著書のなかで偉大な心理学者のヴィゴツキーはこう言っている。
⇒ 書き言葉がもっとも論理性が高い
①頭のなかの言葉(ボーっと考えてる状態)
②話し言葉(誰かと話してる状態)
③書き言葉(思考を可視化している状態)
①→③に進むにつれ、論理性が高まる。そりゃそうだ。可視化すりゃ目視でチェックできるから論理性が上がるよね。
■渡辺パコの言葉
ロジカルシンキングのベストセラーを書いていて、人気講師としても有名な渡辺パコ。実は私の師匠でもある。そんなパコさんこう言っている。
⇒ イシューを問え
イシューとは「いま考えるべきこと」。論点とも言う。うまく考えられている状態とは、イシューがズレていない状態。そうだよね。イシューがズレてたら一生懸命考えても不毛だ。
■ もっとうまく考えるには?
・考えるとは批判思考(Critical thinking)
・書き言葉がもっとも論理性が高い
・イシューを問え
これらをまとめると、以下の秘訣が導き出された。
【イシューを疑問文の形で複数書き出して判断する】
決めつけない、鵜呑みにしない。イシュー(いま考えるべきことは何か?)を複数、疑問文の形で書きだした上で、イシューを決める。シンプルだけど、すごくパワフルな方法だ。
例えばキャリアに悩んだら「転職しよう!」と決める前に
・将来どうなりたいのか?
・それは自社で実現できないのか?
・誰に相談したらいいか?
みたいにイシューを複数、疑問文の形で書きだすことからはじめると良さそう。やっぱり偉人はすげーわ!
■ イシューを身につけるには?
イシューについては本や研修で学べる。でも身につくまでは訓練できない。どうすればいいんだー!!
あ、でも ThinQ Home なら学べるか!(宣伝でごめんなさい)
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