
DAOでのトークンエコノミクスとは?DAO参加者が最適解を考えてみた!
こんにちは!天ぱぱです!
前回は、「【DAO初参加者必見!】DAO初心者の僕が1ヶ月目にやったこと」という記事で、DAOに参加する側として、DAO参加の最初の1歩について書いてみました。
今回はDAOの運営側として、DAOにおけるトークンエコノミクスに関して、考察をまとめてみたいと思います!
DAOのトークンエコノミクスはhenkakuコミュニティでも頻繁に議論されているテーマでもあり、自身で様々な調査をする機会が多く、その学んだことをまとめてみたい!という気持ちから今回の記事作成に至ってます。
まずは、トークンエコノミクスとは何か?を簡単に解説した上で、自分がDAO運営に関わって思うトークンエコノミクスのあり方を話していきます!
※内容に間違いがある場合には、コメントにてご指摘いただけると幸いです!
トークンエコノミクスとは?
noteを書いてて思うのですが、自分の言葉で書くよりもChatGPTの説明の方が分かりやすいんじゃね?って事が多々あるので、今回もChatGPTさんに聞いてみました。
【天ぱぱ】
あなたは小学校3年生の先生です。生徒に対して、「トークンエコノミクスとは何か?」を分かりやすく解説してください。
【ChatGPT】
みんな、今日は「トークンエコノミクス」についてお話しするね。トークンエコノミクスとは、ちょっと難しい言葉だけど、簡単に言うと「ポイントやチケットのようなものを使って、人々が協力し合ったり、お金の代わりに使ったりする仕組み」だよ。
例えば、クラスで良い行いをした子にステッカーやポイントをあげることがあるでしょ?それをたくさん集めると、特別なごほうびがもらえる。これがトークンエコノミクスの簡単な例だね。
インターネットの世界でも、トークンエコノミクスが使われていて、みんながお互いに助け合ったり、新しいものを作ったりするために、トークンという特別なポイントを交換しているんだ。
このトークンは、お金のように使えることもあるし、特別なサービスを利用できることもあるよ。でも、みんながトークンを大切に使って、いいことをたくさんすれば、そのトークンはもっと価値があるものになるんだ。
要するに、トークンエコノミクスは、みんなが協力し合って、いいことをするための仕組みだよ。だから、お互いに助け合って、素敵な世界を作り上げようね。
【天ぱぱ】
具体的な例を教えて下さい
【ChatGPT】
もちろん、具体的な例を説明するね。みんながよく知っているゲームで考えてみよう。例えば、「ポケットモンスター」のゲームだと、ポケモンを捕まえたり、バトルで勝ったりすると、「ポケモンドル」や「ポケモンコイン」というトークンをもらえるよね。
これらのトークンは、ゲームの中で色々なアイテムを買ったり、特別なサービスを利用できるようになる。この例のように、トークンエコノミクスは、みんなが楽しみながら、目標を達成するためにお互いに協力する仕組みだよ。
もうひとつ、インターネットの世界でよく使われている例を説明するね。それは「仮想通貨」だよ。仮想通貨は、インターネット上で使えるお金のようなもので、その中でも「ビットコイン」や「イーサリアム」というものが有名だね。
これらの仮想通貨は、インターネットの中で商品やサービスを買ったり、人に送金したりできるんだ。そして、仮想通貨の価値は、みんながその通貨をどれだけ信用して使っているかで変わることがあるよ。これもトークンエコノミクスの一例だね。
これらの例から分かるように、トークンエコノミクスは、ゲームやインターネットの世界で、人々が協力し合ったり、お互いに助け合ったりするための仕組みなんだ。そして、そのトークンがどんどん価値が上がることで、もっとみんなが協力し合うようになるんだよ。
小学生でも理解できる「ポケモン」を例に出すなんて、どんだけ分かりやすく説明してくれるんだ・・・と思いますが、トークンエコノミクスについては何となく理解できたのではないでしょうか?
DAOでのトークンエコノミクス
トークンエコノミクスについては理解できたかと思いますが、DAOにおけるトークンエコノミクスを考える時、その種類は大きく分けて2つあると思います。
①法定通貨や他の暗号通貨と交換可能なトークンを前提に考えるトークンエコノミクス
②法定通貨や他の暗号通貨と交換不可能なトークンを前提に考えるトークンエコノミクス
①法定通貨や他の暗号通貨と交換可能なトークンを前提に考えるトークンエコノミクス
こちらのトークンエコノミクスの方が大多数だな(というか、99%くらいこっち)と、DAOに関するトークンエコノミクスを調べていると分かります。
トークンエコノミクスは、トークンのエコノミクス(経済学)なので、トークンで如何にDAO内の経済を回すか?という話となります。

上記はBitFlyer社から出ているweb3レポートの抜粋ですが、この左の図から分かるようにオレンジ●の一般トークン(ビットコインやイーサリアムなど)と代替可能にして、価値が上がった独自トークンを売ることでキャピタルゲインを初期の投資家に得られるようにしたり、一般的なトークンをDAO内での活動資金として利用しています。

他の例を挙げると、簡単にDAOを作れるツールを提供しているAragonのトークンエコノミクスの解説図でも同様の形が取られています。
上記の図。四角で囲われた箇所がAragonでのトークンエコノミクスを解説しています。英語を日本語に訳すと流れとしては下記になります(便宜上、右上からスタート)。
Aragon Client(Aragonが提供しているDAOを生成できるツール)を使う人が増れば増えるほど、Aragon Network(Aragonのガバナンス側)に入りたい人が増える※Aragon Networkに入るにはANT(Aragon Network Token)と呼ばれる独自トークンを購入する必要がある
Aragon Networkに入りたい人が増えば増えるほど、ANTの購入量が増えて一般的なトークンでの資産高が増えるので、開発や広告宣伝に投資をすることが出来る
Aragonのツールが充実すればするほど、Aragon Clientがより充実していく
上記の1〜3をグルグル回すことで、DAOのトークンエコノミクスが回っていって、DAOとしても大きくなっていくことが出来るということなのです。
②法定通貨や他の暗号通貨と交換不可能なトークンを前提に考えるトークンエコノミクス
①が理解できると、②の難しさが分かります。②が難しいのは、「一般的なトークンに交換が不可なので、DAOに積極的に関与した結果の金銭的なメリットを享受しにくい」「資金がないので、活動がすべてボランティアもしくは寄付になる」という2点に尽きます。
①では、DAOの独自トークンの価値を高めれば、安く独自トークンを変えた人は価値が高くなったタイミングで売り抜けて差分を利益にすることが可能です。だからこそ、DAOに関わるメンバーが頑張って貢献し、DAO独自トークンの価値を高めようと努力してくれます。
また、①では独自トークン⇔一般的なトークンの交換が出来るので現実世界での買い物が可能になります。
②では、これらが「出来ない」となってしまうのです。
独自トークンだけでのトークンエコノミクス
先述のように、ほとんどのDAOのトークンエコノミクスは、一般的なトークンと交換可能にしているので、独自トークンだけでのトークンエコノミクスは成功例は少なくとも僕は知りません。
したがって、ここから書くことは「これが良いじゃね?」っていう僕個人の意見だと思って聞いてください。もしくは「ここでもやってるよ!」とか、「ここで成功してるよ!」とか情報あれば、ぜひコメントにて頂けると嬉しいです!
活動資金について
まずはこちらの方が分かりやすいので、こちらから。
一般的なトークンと交換可能ではない独自トークンだけのDAOの場合、活動資金はどうするか?という点ですが、個人的な見解としては「ボランティア&個人の持ち出しでやるしかない」というのが結論です。
これはボランティア活動と似ています。ボランティアに参加する際の交通費や活動時間に対しては、実費だからです。
つまり、「活動資金があるから実施する」というインセンティブ?動機付け?は使えないという事になります。すると自ずと、次のポイント「活動のインセンティブ設計」が重要になっていくのは必然です。
活動のインセンティブについて
独自トークンで活動のインセンティブを作り出すには、独自トークンを発行しているDAO内での活動に相当なインセンティブを出させる必要があります。
そのDAOでしか参加できない貴重なイベントがある
そのDAOでしか手に入らないNFTがある
そのDAOでしか学べない事がある
上記は、活動のインセンティブの一例ですが、これらは先ほどの「活動資金について」のパートで述べたようにボランティア活動に似ています。
例えば「○○という人に会えるから、ボランティアでも参加する!」「活動に参加すると、社会の役に立っていると実感できるからボランティアでも参加する!」など、既に実社会でも実践されているインセンティブ設計だと言えます。
そのようなインセンティブ設計を独自トークンのみのDAOでも実施すれば良いという事になるのです。
独自トークンのみのDAOの方が長続きする?
実例がないので、この章立ては僕も単なる感想なのですが、ボランティアだったとしても活動したい!という人が多く集まり、活発なDAOは金銭的なメリットで集まっているDAOよりも長く続く気がしています。
根拠としては、強いて言えば「マズローの5段階欲求」でいえば、金銭的なメリットは承認欲求、ボランティアの方は自己実現に当てはまり、高次な欲求に属するからです。

個人的には、独自トークンだけでトークンエコノミクスを回すDAOは面白いと思うし、前例が殆どない(もしくはゼロ)と考えると、イノベーティブで楽しいです。
最後に
独自トークンのみでトークンエコノミクスを回すとしても、一般的なトークンと交換可能にしてトークンエコノミクスを回すにしても、「【DAO初参加者必見!】DAO初心者の僕が1ヶ月目にやったこと」で書いたように、まずはDAOに参加してみることをオススメします!
DAOは組織運営の新しいカタチ!と言われてますが、既存の組織運営の延長線上にあることは間違いありません。
ただ、DAO運営に関わる楽しさや大変さは、実践してみないと分からないことばかりです。
ぜひDAOへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
最後に、X(Twitter)のフォローと、もしよければ「Amazonのほしいものリスト」でのサポートをお願いします!
いいなと思ったら応援しよう!
