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NFT(Non Fungible Token)とFT(Fungible Token)の違いを調べてみた

こんにちは!tenpapaです。

2023年の4月から千葉工業大学にて「web3概論」という授業を受けておりまして、「概論」とは記載があるものの非常に詳しい話をしてくれている素晴らしい授業です。

その中でNFTを扱ってくれる事が多いのですが、NFT(Non Fungible Token)とFT(Fungible Token)の違いについて、いつも忘れてしまってGoogleで検索してしまうので、noteにまとめてしまおう!と思って筆を取っています。
※上記の動画はNFTとFTの解説をしている箇所からスタートするようにしてますので、興味あれば御覧ください


FT(Fungible Token)とは?

FT(Fungible Token)は、交換可能なトークンのことで、そのトークン同士で交換できるトークンの事を言います。

Bitcoinやイーサリアムが分かりやすい例かと思いますが、日本円のようにトークン同士で交換できるかどうか?がFTの判断基準となります。
※DAO内で発行されているトークン(Henkakuコミュニティであれば、henkakuトークンもFTにカテゴライズされます)

ただ、この判断基準、意外とわかりにくい、というか「これだったらこれ!」が言えない事が多いのです。

例えばSecurity Token(セキュリティトークン)と呼ばれる債権や株式など金融商品をトークン化したものがあり、一般的にはFTにカテゴライズされています。

理由は、例えばA社とB社の株式のセキュリティトークンが存在したときに、それらは交換可能だからです。※「A社の株をあげるから、B社の株をくださいね」が出来るという事です

しかし、ある一部屋の不動産の所有権をみんなで所有するセキュリティトークンはどうでしょうか?
この場合、ある部屋の一角だけを交換できないので、セキュリティトークンにも関わらずNFT(Non Fungible Token)となるのです。

FT(Fungible Token)の解説を英語で読むと、「interchangeable」という単語で解説されている事が多いようです。この単語だとイメージしやすいかもしれません。つまり、「ある括り内でchange出来るかどうか?」で判断するという事です

NFT(Non Fungible Token)とは?

NFT(Non Fungible Token)は、交換が出来ないトークンの事で「FTの逆」ということになります。

「NFTアート」という言葉をよく聞くかと思いますが、これはアート同士が交換できないのでNFTにカテゴライズされるという事です。
もちろん、「NFTアート→Bitcoin→他のNFTアート」という風にFTを挟む事で交換は出来るのですが、NFTアート同士で交換できないのでNFTなのです。

逆を言えば、アートトークン同士で交換できるようになれば、それはFT(Fungible Token)となり得るという事になります。

SBT(SoulBound Token)とは?

NFTの種類の1つに、SBT(Soul Bound Token)というものがあります。

これは「魂がくっついたトークン」という意味で、他の人に譲る(転送)することが出来ないトークンになります。

SBTの特徴を使えば、卒業証明書や学歴証明書など、他の人に譲ることが出来ないトークンを作成することが可能です。

新しいNFTの種類なので、未だあまり活用事例を見ませんが、上記のように簡単に生成する事ができるので、興味のある方はチェックしてみてください。

さいごに

FTとNFT、それにSBTについて見てきました。

「NFT」という言葉を聞く度に、NFTってことはFTがあるよね。でもFTとNFTの明確な違いってなんだっけ?と考えていた僕でしたが、noteにまとめておく事で、簡単に見返せるようにしました。

ここまで書いてきて一番重要なのは「FTとNFTの違いは、意外と曖昧」という点だと思います。

あまりこの定義の違いに神経質にならなくて良いんだなーって事が理解できただけでも、個人的には大きな収穫です。

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