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換金できないトークンエコノミクスの向かう先とは?

こんにちは!tenpapaです。

先日、「真面目なweb3のコンテンツは儲かるのか?」というテーマでnoteを書いて多くの反響をいただきました。

そもそも、このコンテンツはhenkakuコミュニティ内で議論をするための資料作りの一環だったのですが、この数日間で2度のイベントを開催し、ある程度の方向性が見えてきたので備忘録的にnoteに書き記したいと思います。


真面目なweb3コンテンツは儲からない

「真面目なweb3コンテンツは儲かるのか?」というテーマについては、結論は見出しにあるように「儲からない」が結論でした。

これは仕方ないですね。だってユーザーが求めていない訳ですから。

ただ、僕は非常に大事な気づきをhenkaku内のイベントでもらいました。それは「真面目なweb3コンテンツが求められる時代にすれば良い」ということでした。

現状のweb3周りのコンテンツにお金儲けの話が渦巻いているのは、それがメインのトピックとしての「人々の関心」だからです。逆に言えば、真面目なweb3コンテンツには関心が無いということなのです(少なくとも現状では)。

であれば、henkakuコミュニティも含め、日本中、いや世界中のweb3プロジェクトが楽しそうになってくれば真面目なweb3コンテンツにも関心が向いて、ニーズが高まってくるよねっていう話です。

この話があったから、「じゃあ、まずはhenkakuコミュニティで楽しいことをしよう!henkakuコミュニティメンバーが楽しいことを実現できる場にしよう!」と思えて、次のトピックに繋がっています。

換金できないトークンをどうコミュニティで回すか?

私はhenkakuコミュニティにて、henkakuコミュニティ内のトークン(henkakuトークンと呼ばれています)のトークンエコノミーを考えるチームにいるのですが、換金できないトークンをどのようにコミュニティ内で使ってもらうのか?という点を考え始めて早6ヶ月くらいになります。
※「トークンエコノミクス」の基礎編は下記でチェック!

世間はお金に換金できるトークンでコミュニティを運営しているので、お金に換金できないトークンでの実例というのは僕の知る限りではhenkakuコミュニティくらいしか知りません。

したがって、正解がない中での取り組みとなっていて、それがまた大変でもあり、面白くもあります。

昨日(23年8月14日)に行ったイベントでは、まずはお金に換金できないトークンを使って色々と実験しているhenkakuメンバーにヒアリングをして、どういうトークンエコノミーの設計が良いと思っているのか?を聞き出してみようってことで開催してみました。

文章で書いていくと長々してしまうので、下記にイベントでのハイライトをリスト形式で記載します。

  • トークンって、コミュニティの価値の可視化

  • henkakuトークンを持っていないと参加できないイベントがあるだけでもhenkakuトークンの価値が出てくる

  • henkakuトークンで参加できるイベントが更に増えれば、コミュニティに価値が生まれて、より一層トークンの価値が出来てくる

  • コミュニティに価値があるから、トークンに価値が生まれるのであって逆ではない

  • henkakuコミュニティそのものが国のような存在で(皆さんの居場所のような存在で)、この国で生活するにはhenkakuトークンを使ってもらうみたいにする

※henkakuではお茶会とhenkakuトークンを上手く組み合わせてイベントを開催している方もいらっしゃる

やってみたいこと

ハイライトでまとめたものを見ていくと、トークンそのものをいじったり、トークンを現実のお金と換金できなくても連動させるような仕組み?を作ったりするよりも、コミュニティ内でトークンを使った活動を増やしていくことが優先度高そうだな!と感じました。

その上で、僕がやってみたいなと思ったことは下記です。

  • 実はみんな(コミュニティメンバー)やってみたいことがある?→ならば、それを引き出してあげる

  • トークンを使ってこういう事ができる、こういうことをして良いってことを伝える→これでトークンの流通が活性化する

  • トークンを稼ぐdeworkの中身を精査してみる→上記のこういう事ができる!と連動?関連?付けられている方がよい

このやりたいことをより具体化すると、こんな感じかな?と思います。

  1. こういう事やって良い!こういうことできるよ!のマニュアル作り

  2. こういうことやりたい!人の発掘

  3. 上記をブーストするようなdework整備※一番後に行う(上2つで不足を感じたら3番目)

まずは上記の3点(特に1と2)から取り組んでいって、よりトークンを使ったコミュニティ活動を活発化させていきたいなと。

そうすれば自ずとコミュニティの価値が湧き上がってきて(浮き上がってきて?)、もっとトークンをこうした方がよい!とかの議論が地に足の付いた形になるのかな?と思います(コミュニティの価値が最初で、次にトークンの順番なので)。

そんな訳で、換金できないトークンエコノミーの回し方は、引き続き継続して証明していく感じになりました。

もしこういう形いいんじゃない?とか、こういう形があるよ!とかあれば、ぜひコメント頂けると幸いです!

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