もしも美容室に靴があったら。
あなたが通っている美容室には『 靴 』の取り扱いはありますか?
髪がキレイになった時、新しい靴が欲しくなる
『頭』から『足』までがコーディネートの全てだとすれば、髪と靴がファッションの『始まり』と『終わり』。
髪と靴がオシャレなら全身の8割がオシャレにみえる!
美容室を予約して、髪をキレイにして、靴も買って帰る。翌日は少し変えた髪型と、履き心地の良い素敵な靴でお出掛け。想像以上に幸せな時間になるはず。
そんな事をふと思いついたので、「お客様のライフスタイル向上の為になら!」とご賛同いただいた美容室さんだけ素敵なアイテムをお届けしています。
少し読んでくれたら嬉しいです。
靴の出来は木型でほぼ決まる
靴を作る時には木型(ラスト)と呼ばれるブラスチック性の型にアッパーを被せたり、中底(底材と中敷きの間のパーツ)を圧着して完成させます。良い素材でも木型バランスが良くないと、良い靴は生まれない。
ちなみに靴の値段は工程数(複雑なデザイン)・素材価格(特注素材)・広告宣伝費(ブランド)で決まるので、木型はほどんど価格に影響しません。
言い換えれば、優秀な木型を基に、工程数が少ないシンプルなデザインで、流通している良質な素材を使用し、販促活動をしていなければ低価格で良い靴もあるという事。
だけど、そういう靴に巡り会えないし、どれが良いのかわからない.....
そこで、「靴の案内人」である私共が隠れた名品のアイテムをセレクトして、定期的にご案内していきます。
私達は年間2万人の対面接客で情報を収集しているちょっと変わった浅草の靴問屋。
お客様の足型や各々のお悩みなどを直にたくさん知る事ができる。
同時にそれらの悩みを解決する靴をメーカーさんと作る事もできる。
どこのメーカーも優秀な木型を作ろうとして頑張ります。でも、当然すべてがヒットするわけではありません。
誰かにとっての100点が、他の誰かにとっては70点。逆もまたしかり。そもそもデザインと履き心地と価格がすべて100点になる事はなかなか難しい…
でも実は何万種類という全国で販売されている靴の中には『誰かにとって120点で、他の誰かにとっても100点』といえる様なアイテムが存在します。
そんな靴がお気に入りの美容室へ通うたびに置いてあったら、ちょっと楽しみになりませんか?
また、若い世代の方は今も昔も、履き心地や自分に合う靴という視点よりも、ファッション性を重視していると思います。
靴の作り手の中にはその事を理解していてもなお、「快適な靴を履いてもらいたい」という強い想いから、デザイン性を崩さないギリギリのラインを見つけ出し、一定の履き心地を維持する事に一生懸命な人達もいます。
実際にサンプル段階では足にいくつもの曲線を描いて、美脚に見えるライン決めて靴の材料と調整をしたりしています。
そんな職人達が作った本気の『靴』を履いてみて下さい。 そして素敵な髪と合わせて、全身を鏡でご覧いただければと思います。きっととても良い気分になるはず!
本当に履き心地の良い靴なので、一度は試し履きをしてもらいたい!
「靴は眼鏡と一緒」
眼鏡の存在意義は「見る為」だから自分の目に合っている事が一番大事。靴はというと「歩く為」だから自分の足に合っている事が一番大事。合っている靴は足との一体感が生まれてキレイにみえる。
カカトが落ちたら(履いたら)足を靴の中で後ろ(カカト側)に下げて、その時に甲に隙間が空かないことをチェック。 もし空いてしまったら、アーチや甲の厚みが合っていない可能性があります。
指先に「捨て寸」と呼ばれるゆとりがあるかを「1」の状態でチェック。 どのくらいのゆとりが必要かは、つま先のタイプによるのでケースバイケースです。 余り過ぎている場合は、カカトが脱げるハズなのでわかると思います。 脱げなくて、指先にゆとりがあればOK。
試し履きをした際にどこか一カ所にだけ負荷がかかったり、当たったりしていないかをチェック。 靴の内側が『点』ではなく『面』で足に触れていると理想的。 簡単にいうと履いた瞬間に『包まれている』や『つま先以外はフィットしている』と感じられるかどうか。
上記の3つを意識して選んでいただければ、失敗する確率はかなり低くなる。
ただ、この3つの条件は【木型が優秀】である事と【良質な素材】を使用された靴の場合です。木型や素材に問題があったりすると、最初は良くても、あとで履き心地に対して問題が発生する可能性はあります。この辺は少しわかりにくにので、また別の機会に書かせていただきます。
結論
美容室に靴があったら、気軽に試し履きをしてみよう! スタッフの方へお声かけをしていただければ、快くご用意してくれますよ。
厳選したアイテムなので「あれ? 履きやすい!」となる可能性が高い。勿論、合わない時の無理は禁物です。
※サイズが切れていたらごめんなさい。
靴の案内人