偶然が旅を面白くする話
先日友人と2泊3日の旅行をしてきた時に「あ、これ残しておきたいなあ」と思う出来事があったので、旅行記のようなものを書いてみます。
旅の偶然って面白いし、旅先ではいつもより気持ち大胆に行動してその土地での出会いを大切にするのが醍醐味なのかな〜と感じた話です。
旅の余白
私は旅行の計画を練る時は、一番行きたいところに近い宿を決めて、それ以外は候補は出しつつもあまり決めすぎず、余白がある感じでざっくりと計画します。
今回も1日目は特に予定を決めていなかったので街中をぶらぶら散策、しばらくすると「旅とカレーと音楽の店」と書かれた気になる看板が。
「ちょっと行ってみる?」ということで二人で近づきお店の周りを徘徊(怪しい)
時刻はまだ15時半くらいで、お店は18時から再開のためCLOSEしていたのですが近くには一人の女性が。
最初は去っていったのですが、あまりにも私たちが怪しく徘徊しているので(笑)「もしかしてこのお店に来られました?」と話しかけてくださり、(店主の方でした!)「ちょうど今夜ライブがあるので良かったらぜひ来てください」とチラシをもらいました。
知らない土地で、知らない音楽を聴く
どんなライブかもよく分からず行き当たりばったりでお店に入る我々。
演奏するのはMAKOTO OKAZAKIさんというギタリスト、作曲家の方。
アコースティックギターのソロギターをメインとし、その他にもヒーリング楽器を用いて日本各地やヨーロッパ、アジアなどの海外でも活動されているそうです。
ライブが始まる
最初は「クリスタル・シンギングボウル」という楽器を演奏。
白いお椀のような物体の正体は、その名の通りクリスタル(水晶)でできたサウンドヒーリングのための楽器で、
それを専用の鉢のようなもの(マレットと言うそうです)でお椀のフチを優しく叩きながらゆっくりと擦ったりすることで音が共鳴し、身体に振動が響くようなリラックスできる音が鳴ります。
記事のメインビジュアル用に描いたのもこの楽器です。
ヨガや瞑想で使われるそうで、心を落ち着かせたり集中力が高まったり、チャクラ(エネルギーが出入りしている場所のようなもの)が活性化したりなど、とにかく身体にも心にも良いと説明してくれました。
神秘的で、奥深い…
さらには演奏に合わせてライブペイントも同時並行で行われており、見たことがありそうでなかったので、音楽と共に絵ができていく様子にとても臨場感を感じました。
ささやかな偶然
少し話は脱線するのですが、お客さんの中に私たちの共通の知人にものすごく似ている方がおり、本当に似ていたのでそんなことある!?となんだかすごく可笑しかったのが未だに忘れられません(もちろん失礼のないようにまじまじと見たりはしておりませんが、一瞬でも分かるくらい本当に似ていた…)
他にもポツポツと、知り合い同士の境遇や出身地が一緒だったりなど、その日は偶然を感じることが多く、友人とも「すごいね」と話しました。
音楽で一体となったお店の雰囲気が心地良い
その他にも親指ピアノとも呼ばれる「カリンバ」というアフリカの民族楽器や、「ラップタッピング」というギターをピアノのように弾く演奏を披露してくださり、大体1時間半くらいでライブが終わりました。
お店は大盛況で、途中から立ち見の方もいらっしゃったので「たまたま通りかかっただけなのに居て大丈夫かな…」と不安になったりもしましたが(気にしすぎな性格)
お店にいる皆さんが音楽にじっくり浸る雰囲気がとても心地よくて、すごく良い時間を過ごせました。
帰りは声をかけてくれたお店の女性の方にお礼を。1日目から思い出深い日になり偶然って面白いなと思いましたし、その土地で出会った方々に本当に感謝です。
余談
余談ですが、1年後くらいにはフィンランドに行きたいと思っており(完全に週末北欧部のchikaさんの影響)、やっぱり現地の人と話してみたいな…と言う気持ちがふつふつと湧いてるので、
オンライン英会話でもするか…?など思考が今ふわふわしております。
すごく社交的なわけではないのですが、せっかく行くなら!ということで、旅の余白の中でもっと気持ち大胆に行動できるようになりたいものです。
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