トラクターをリースする料金は?活用するメリット・デメリットとクボタ・ヤンマーの価格も解説
今回はトラクターをリースする料金の解説やリースを活用するメリット・デメリット、そしてクボタとヤンマーの価格を解説しています。
トラクターを新品や中古で購入すると初期費用が高く、とくに新規就農者の方は元手がなくて購入することが難しいでしょう。
しかしこの記事ではリースという選択肢を伝えるべく、リース料金や活用する際のメリット・デメリットなどを詳しく解説しているので、この記事を参考にリースについても検討してみてください。
トラクターをリースする料金はいくらかかるの?
トラクターには購入せずにリースする選択肢もあり、機械の導入コストを抑えられるので購入するよりも割安でトラクターを使うことができます。
まず新品か中古でトラクターを購入した場合、数百万円~数千万円の費用が必要になりますが、リースでは月々数万円程度の費用しかからないので初期費用をぐっと抑えることが可能です。
また初期費用以外にもトラクターにかかる小型自動車税やメンテナンス費用、突然故障した際の修理費用もリースには含まれていることもあり、買ったときに見えないお金の部分を気にすることがありません。
リースであれば価格だけでなく、期間が終われば新しいトラクターに乗り換えもできますし、コスパよく農業を始めることができます。
ちなみに地域によっては近くにリースを行っていない場所もあるので、そういうときはレンタルを活用することになりますが、費用的にはリースよりも割高になるので注意が必要です。
とくに初期費用の確保が難しい新規就農者の方にはリースという選択肢も入れておくことをおすすめします。
では次の見出しでは具体的にどの程度の費用が必要なのかをクボタの場合に絞って解説していきます。
トラクターをリースする料金・クボタの場合
ここではクボタのトラクターをリースかレンタルする料金を例として取り上げたのでご覧ください。
業者名 型番 年数 料金例(月)
JAおおいた SL45 HCQMA 5年 65,800円
JA全農兵庫 FT240 BMAJQF5SVB 5年 28,100円
(2020/12/27時点)
クボタのトラクターは国内シェア1位の人気メーカーで、耐久性に優れていることやディーゼルエンジンなのにも関わらずパワフルなことが特徴です。
新品の場合はほかのメーカーよりも高めの値段設定ですが、上の例のようにリースであれば月々の金額を安く抑えることができます。
では次の見出しではヤンマーの料金例を取り上げいるので続けて見ていきましょう。
トラクターをリースする料金・ヤンマーの場合
ここではヤンマーのトラクターをリースする料金例をご覧ください。
業者名 型番 年数 料金例(月)
JAおおいた YT333 YUH 5年 45,200円
JA全農兵庫 YT225UKS5E 5年 28,600円
(2020/12/27時点)
ヤンマーはクボタに次ぐ国内シェア2位のメーカーで、デザインの良さや運転のしやすさで人気を集めるメーカーです。
こちらのヤンマーも新品の場合は若干高めの金額で、メンテナンスのしにくさもありますが、リースであれば金額も安く済みますし、メンテナンスもリース会社が請け負ってくれるのでデメリットを気にする必要がありません。
では次の見出しではリース事業を行う会社についても解説しているのでご覧ください。
トラクターをリースする事業を持つ会社は?
トラクターのリースは主にJA三井リース株式会社や地域のJAが行っており、農家組合の方であれば個人、法人に関わらず申込み可能です。
このJA三井リース株式会社では個人であれば第三者の連帯保証人が原則不要となっており、3年未満の新規就農者であれば1,000万円、10年以上で新規申し込みであれば4,000万円までの商品に対応しています。
また地域のJAでも同様にリースを行っているところもあり、農家組合会員であればリースを契約することが可能です。
ただし地域によってはリースではなくレンタルのみしか取り扱っていないところもあるので、リースしたい場合は近くのJAにまずは問い合わせてみましょう。
では次の見出しからはトラクターをリースするメリットとデメリットをそれぞれ解説しているのでご覧ください。
トラクターをリースするメリット・デメリットは?
ここではトラクターをリースするメリットとデメリットをそれぞれ解説しているので、まずはそれぞれのメリット・デメリットから見ていきましょう。
メリット
多額の初期費用を必要としない。
リース料を全額経費として処理できる。
税金の申告などが楽。
アップグレードした年式のものに変えられる
デメリット
追加料金が発生することがある。
年間使用時間が決まっている。
審査がある。
まずトラクターをリースする場合、初期費用がかからないことはまとまったお金が無い方に大きなメリットになりますが、実はリース料金は税法上で経費に落とすことができます。
また購入した場合は税金の支払いやメンテナンス費用などの経理上の手続きをしなければなりませんが、そうした諸経費はリース料金に含まれているので経理などの手続きが楽なこともメリットです。
そしてリースならではのメリットとして期間が終われば新しい年式のものに変えられるので、新機能が付いたものやよりパワフルなトラクターを使うことができる点がメリットになります。
次にデメリットを上げると不意な事故などで追加費用が発生する場合があり、保険適用外の災害などに見舞われると大きな金額を請求される可能性があることに注意が必要です。
またリースなので契約時に審査があり、落ちてしまえば契約ができないので誰でもすぐに契約することができるわけではない点にも気を付けましょう。
このようにリースではメリット・デメリットがそれぞれあるので、トラクターを購入する際には新品か中古で購入するのかリースが良いのかをしっかりと考えて利用していきましょう。
では次の見出しでは新規就農者の方にリースがおすすめである理由を解説していきます。
新規就農者でトラクターの購入が難しい場合は積極的にリースを活用しよう!
これまでトラクターをリースする料金やメリット・デメリットを解説してきましたが、リースは購入が難しい新規就農者の方にとくにおすすめです。
リースであれば収入が安定するまで日々の支払いが楽ですし、費用の面で税金の申告などの経理の部分でもかなり楽になります。
また年式の古い中古を買うよりも高機能でパワフルな新しい年式のトラクターを使える点もおすすめです。
それに一度リースを経験しておけばメンテナンスの頻度がどの程度なのかという点が分かるという経験にもなります。
これらのようにリースは新規就農者の方にはメリットがとても豊富なので、積極的にリースを活用していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事ではトラクターをリースする料金やリースを活用するメリット・デメリットの解説、そしてクボタとヤンマーという2大メーカーのリース価格も参考に解説してきました。
トラクターのリースでは月々数万円程度の支払いで済むことや費用の計算のしやすさなどから新規就農者の方にはとくにおすすめです。
また新しめの年式のものを使えたり、数年だけしか使わないという場合にもいいでしょう。
しかし契約によっては稼働時間が決まっている場合や、かなりの台数を必要とする場合にはそれだけ負担も大きくなるので注意が必要です。
だからこそしっかりと自身の状況を把握した上で、これからリースを考えている方や新規就農者の方はぜひこの記事を参考にしてリースも活用してみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?