アメフクラガエルの飼い方
現在この3匹をお迎えし同じ環境にて飼っている。失敗談もあるがここではそれを省き現在の飼育環境の説明へ
これはゴマ乃助を飼い始めた2014年からそれほど変わっていない。
1.環境づくり
アメフクラガエルは底が水が濡れていて地上に向けて乾いていく環境がいいらしいのでまず水をプラケースに数センチ入れ赤玉土をプラケースの8割ぐらいまで入れてます。(たまに水の入れ過ぎで地上に向けて乾いてるどころか全濡れみたいなことをしてしまうので交互に入れて調整した方が良さそう)
・現在3匹を飼育してるプラケース
別のプラケースにする場合は土が10~20cm入る物を選んでください。
・床材にしている赤玉土
2~3か月ぐらいしたら土を全部変えています。餌やりの時に掘り起しを繰り返すので土が粒子化していくため。
*床材について他に飼っている人たちのブログやSNSなどを見ると黒土やヤシガラor腐葉土を混ぜて使ったり、ソイルなどを使っている方がいますがヤシガラは避けた方がいいかもしれない。(ヤシガラの注意書きに細かいヤシガラが刺さる恐れがあると記載するものもある)
2.餌やり
日本に来るアメフクラガエルは主に南アフリカ、モザンビーク産だと思います。(自分の情報が2014年で止まっているので他からも来てるかもしれない)現地のアメフクラガエルはシロアリを食べています。シロアリは栄養価が高いですが、日本では管理が難しく逃がしてしまったら大変ですし売っている所はないと思った方がいいでしょう(過去にありましたが)。
昔は1週間に1回だったが現在は2週間に1回の頻度で餌やりをしている。1回の食事でアメフクラガエル3匹で200匹ほど食べる。(1週間から2週間にしたのは掘り返す頻度を抑えるためもあります。あまり多いとストレスになりますからね。)
自分が普段与えている餌はSS~SMサイズの生きた
ヨーロッパイエコオロギ、フタホシコオロギ、レッドローチ
なぜ生きた餌なのか…それは
アメフクラガエルは餌が生きていないと高確率で認識しないため
落ちてしまった餌をピンセットで目の前にちらつかせると食べるが時間がかかる・・・
また、雄は体系が小さいため口も小さい、SS~Sサイズが必要でそれ以上だと口に入らない。雌は逆に大きいのでSS~SMサイズがいける。別々のプラケースで餌やりをした方が安全かもしれない。
それは置いといて、それぞれ特徴があり自分が順位を付けるとすると
1位:ヨーロッパイエコオロギ
栄養価が3匹のうち一番バランスが取れており、他に比べて柔らかい。SMサイズでも柔らかい。それが一番大きく重要。問題があるとするとめっちゃ飛ぶ。勢いよく飛ぶ。アメフクラガエルが食べれないぐらい素早く飛ぶ。なので指なんかでまず飛ばせて誘導している。しなくても放置してれば頑張って食べるけどね。
2位:フタホシコオロギ
栄養価はヨーロッパイエコオロギより劣るらしい(色んなサイトを見るが正しい論文がないっぽい)。特徴は水分が多いのでアメフクラガエルの水分補給にもなる…だけど生き餌として与えるためたまに飼育もしているが、うん○も水分を多く含むので色々やばい。夏はもっとヤバイ。
そしてコイツ硬い!!特に後ろ足!!M~Lサイズになると棒!!
まだ、SS~Sサイズは後ろ足や体が発達してないのでアメフクラガエルでも食べれる。SMサイズになるとアメフクラガエルが怪我をする恐れがあるため別の生き物の餌として除外している。こいつのいい所は水分と水分のせいで飛ぶ威力が余りない所。同じ高さのプラケースで飼育していると取り出すときヨーロッパイエコオロギは飛んで脱走しまくる。
3位:レッドローチ
水分もあって飛ばないし管理も楽で栄養価も高い。だが見た目がもうG!!
G!!無理!!
謎に勇気がある時だけ買ってるレベル。なので平気な人にはお勧めかもしれない。プラケースに入れてもレッドローチはツルツルと壁を登れないし、なかなか死なない。放置してても死なない。気づいたら卵からレッドローチが生まれてる。ただしどの虫にも言えるが悪劣な環境では生きれないので管理は必要。だから増えないでくれ。頼むから。
あとまだいい点もあった。
アメフクラガエルのうん○が光に反射して輝く!!
色んな角度で輝く!!
上位コオロギ達の時は見つけることはかなり困難。床材がソイルだったら分かるかもしれないけど赤玉土だと無理。
でもコイツを食ったアメフクラガエルのうん○は光に反射して輝く!!
発見できたらいい思い出になるかも?
さて最初にシロアリの話をしたと思うが上位3匹では栄養価では全然勝てない。特にカルシウムやビタミンが足りないので、ガットロード(生き餌に栄養がある野菜や餌を与えまくって栄養価を高める)やダスティング(カルシウムやビタミンパウダーを生き餌にぶっかける)が必要になる。
自分の場合はお店でコオロギやレッドローチを購入しているがカップケースに入っている餌で既にガットロードされている場合が多い。アメフクラガエルに与える時はダスティングしかしていません。
ここで気づいた方もいるかもしれません。
カルシウムやビタミンパウダーを餌に混ぜれば良くね??
これに気付いた時、私は手間がひとつ減る!!やったぜ!!と思いました。
結果は窒息死
喉に詰まらせる生き餌がそこにはいました。口の水分なくなるもんね、もうやりません。
・コオロギやレッドローチにぶっかけるカルシウムパウダー
カップケースにパウダーを入れその中に生き餌を入れぐるぐる回してパウダーを身体に纏わりつかせ掘り返して餌やり用のプラケースに準備しているアメフクラガエル達に与えます。
与えている間、環境づくりを行います。土の状況を確認し水を足して足して必要なら土の交換、プラケースの掃除などなど。たまに餌の食いつきを見たり動画や画像撮ったりぷにぷにしたりしてぷくぷくになったアメフクラガエル達を元のプラケースに戻して完了。また二週間後な!!
*素手で触ってしまった場合、爪の先から入念に洗いましょう。カエルはどんな種類でも毒を持っています。
次回は補足など