小さいほど光る。
これは、故森光宗男さんから伺った言葉です。
福岡市内に自家焙煎コーヒー専門店を開き、日々、ていねいな仕事をクリカエスことに倦むことがなかった森光さん。
モカにこだわり、
ネルドリップにこだわり、
熊谷守一を好み、
ライカで遊び…。
自分が愛すべきものを、よくご存知でした。
ふわふわと曖昧なもので隙間を埋めるようなまねはせず、真実を求めてずんずんと進んでいく方でした。
その先には、多分、一点の光が見えていたのでしょう。
足元がくらつきそうになる時、森光さんが励ましてくれたこの言葉を、私は思い返すのです。
小さくても光るぞ!と。