たいせつとたいせつの交換
髪を切りました。
9月の終わり。
ART in YOUさんでの活動、今日はどなたもいらっしゃらなかったのでサンキャッチャーのデザインをしてみたり、これまで試したことのないスプレッドでタロットを展開してみたりと、充実した時間をすごしました。
この、お客さんが来ても来なくても『活動』になるというやり方(というか考え方)にしたことが私にとっては大きくて。
ただ待機していてお客さんが来なかったら。それが続いたりなんかしたら。結局、前とおなじことになってしまう。
自宅とは違う場所で、活動をする。
家にいたらなんとなくダラダラ過ごしてしまいそうな時間を、素敵な空間で。しゃんとした頭で過ごさせていただく。
ありがたいことです。
ご主人と今日話していて、「一度、フリマをやってみないか」という話になりました。一度やってみて、反応がよければ月に一度とか続けたいねって。おそらく、11月の後半になろうかと。
身軽にしたいという思いがふつふつと沸いてきていて(それで髪を短くしたのもあるのですが)、
片付けたり、譲ったり手放したりをできれば丁寧にやりたくて、それがたまたまご主人と同じタイミングであったようです。
私はたいせつにしていたものを手放すと決めたとき、
それができれば誰か、たいせつにしてくれる人のもとでもう一度輝いてくれたら、と思うのです。
私はフリマアプリもよく使います。売るほうも買うほうも、どちらも好きです。誰かがたいせつにしていたものを譲り受ける。私がたいせつにしていたものを、たいせつにしてくれる人に譲る。
会ったことはなくても、人となりがわかる文章を読んで相手を選びやりとりを行うことは、とてもあたたかな交流に思えます。
個人的には長いこと『(誰が着たかわからない)古着NG』の姿勢をとっていました。自分は古着は着ないから、自分の衣類も譲らない、という立場をずっととっていました。
それがあるとき、『自分はもう着ないけれど、捨てるには惜しい』ものを思いきってフリマアプリに出したところ、購入してくださった方からとても喜ばれたのです。それがきっかけで自分が着るものもフリマアプリで譲っていただくことが増えてきました。
古着がNGだった理由、今となってはそれが何だったのか思い出せません。(潔癖とかではありません。)
祖母の着物をほどいて母が洋服に仕立てたものを
今もたいせつに着ていますが、そもそもその着物じたいにも継ぎがあててあり、繕った跡もあったりします。みんな、工夫してやりくりして、たいせつに着ていたんだと思います。
ただ古いものを使い続けるのもよし、手を加えて使うのもよし。本来の用途にこだわらず自由な発想で。
再生、再誕生、生まれ変わりの器であるART in YOUさんで、私にできること。
これからも、探したいし やっていきたいし、たいせつにしていきたいです。
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