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おつかれさま

最終出勤でした。
もう身軽になってほとんど作業なし、であれば良かったのですがそうはいかず、結局はちょっと残業して終わりました。

サプライズでみんながまだいる時間にわあっと私のとこに集まってきて『おつかれさま』を言ってくれたのですが、あまりにもびっくりしすぎて。ろくな挨拶ができなかった。(でもたぶん、それで良かった。)

写真を撮りましょうと言われたので
全員マスクだけど(笑)ちょっとした集合写真を撮ってもらいました。
2年半いたのに、ここで撮った写真は1枚も持ってなかったし、ここの人たちと一緒に写った写真も1枚も持ってなかったので
なんとも不思議な気持ちでありました。

次々と来週もその次の週も、社員が、アルバイトがここを離れていきます。そしてたぶん、また新しく誰かがやってきます。

これまでにとったメモや記録、毎日使っていたファイルの中身、すべてをシュレッダーにかけたら、自分の中からもう明日以降には必要でない記憶がdeleteされていくように感じました。
正直に言って、居心地のよい職場ではありませんでした。環境としてははっきりいって劣悪でした。それでも、辞めますと言ったあと、ある日 ちょっと上等な椅子がやってきました。このことがいちばん嬉しかったことかもしれない。

『なんでもそこそこやれる人って、何にもできないのと同じだよね』
こんなふうに思われていた場所を離れると決めたら、
『なんでもそこそこやれる人たちによって企業は支えられているんだ、そういう人たちがいないと会社ってやっていけないんだよ』って教えてくれる企業の人材募集に再エントリーできた。
いま結果を待っていますが、このことを教えてもらえただけでも私はそうとう、救われています。通るかとおらないかはわからないけど、このことを知ることができたことはこれからの私を支えていってくれると思います。

そしてここで学んだ最大級のギフトは
『あなたも自由、わたしも自由』
こんなに時間をかけてまで、
きっといま、ここでしか学べなかった、驚愕の気づき。
30代でも20代でもたぶん無理だった。今だった。

ありがとうございました。頑張った、私!


さて。
マルシェ!


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