出逢いに行こう
こども時代をすごしたすべての人に読んでほしい。
現在放送中のドラマに『コタローはひとり暮らし』というのがあります。関ジャニの横山くんが出てます。
このドラマがはじまる前に夫が、
「えー!コタローがドラマになるんだ。・・・うーん。」
夫にしては珍しい反応だったので
「えー、面白そうだよ。どうしたの、嬉しくない?」と聞いたら
「やー、それもたのしみだけどなぁ~原作読んでほしいなぁ~」と言うので
読みました!
(現在は7巻まで出ています。↓下のリンク↓からだと試し読みもできるみたいです。)
5歳児のコタローはタイトルにあるとおり、ひとり暮らしをしています。それには理由があります。おいおいわかってきます。だけど彼のこれまでの境遇や環境、そういう『設定』のほうに注目せずにゆっくりよんでほしいのです。
コタローの言葉や行動やその心にいろんなたいせつなことがちりばめられています。
ほかのこどもたちもそれぞれに。
まわりの大人たちもそれぞれに。
コタローに出会って気づくことがあります。
こども時代がつらかった方に、よんでほしいのです。
それでもあなたが大人になれたことに。いまコタローに出会えたことに祝福を。
こども時代がしあわせな記憶でつつまれていたという方にも、よんでほしいのです。
あなたがしあわせにこども時代をすごせた理由がきっとわかります。
なにかの反省をする材料にはしてほしくない。
誰かを責める材料にはしてほしくない。
もちろんあなた自身もです。
親に感謝しろとか親は大事にするもんだとか、そんな薄っぺらい話ではないのです。いや、感謝できるならしたらいいし大事にできる人はしたらいい。
コタローがかわいそうだとか子供を守れとかそんな薄っぺらい話でもないのです。いや、子どもは大事です。世の宝です。守るっていう概念がいらないぐらい、大事にされる世の中であってほしいです。だけどね。
どんなエピソードが、どの場面が、登場人物のなかの誰のきもちがあなたに刺さるかはわかりません。
でも、チクッとしたり、ウッとなったりするところが
誰にでもひとつはあると思います。
そして、チクッとしたり、ウッとなったら自分をぎゅっとハグしてあげてほしいのです。
つとめて冷静に書きましたが私は号泣でした。そしていっぱい笑いました。泣いて笑って、忘れていたことを思い出して、ほんとうはこうしたかったっていうことに気づいて、そして手放しました。
すべての人が大切ななにかに出逢えますように。
※これは私の個人的な感想です。偏りがあります。