鼻が利くという才能

始めたばかりだから、歩みを止めずにいたいのだけど
どうにもコロナの感染拡大が止まらず、飲食業に限らずお店を閉めるところが多くなってきました。
どうなるのかねえ、判断材料がないよねえ、と今日もART in YOUのご主人とおはなししていました。

県の要請どおり私の活動も9/12までお休みする?
県の要請は『お家から出ないでちょうだい』なので、あらゆる業種業態の方々が営業を自粛したり時短にしたり、とされています。

タロットは不要不急、暦も鉱物も不要不急。であるし、いま現在のほぼ待機のみの状況を考えると、困ってる人も悩んでる人もいない=喜ばしいこと、と思うのが自然なのかもしれないな、と。

ただ意地をはる(続ける)のではなく、ただ諦めてしまう(お休みする)のでもなく、
どちらが自分にとって心地よいか、を
こんなときだからこそたいせつにしたいと思います。*ご主人からは『どちらでもかまわない』と言っていただいています。書のお稽古の生徒さん(マンツーマン)も続けて通われているそうです。

ご主人が「お香のワークショップをやろうと思うの」と言って看板を描かれていたのでおはなしを伺っていたら、記憶のなかの香りがいろいろと思い出されてきました。
私は寺族の生まれです。お寺が身近な存在でしたし、それとともにお線香もお香も馴染み深いものでした。

アロマとお香が決定的に違うのは、
アロマは揮発するのに対して
お香は沁みつくもの。
いつもいつでも懐かしい香りにつつまれる。

ご主人からは『香を焚き染める』という話や、平安時代には女性は自分の名前は明かさないかわりに自分オリジナルの香をまとっていたというお話を聞かせていただいて、めずらしくテンションが上がりました。その当時の誰がどんな香りをまとっていたかが記されているレシピみたいなのも見せていただきました。なんかわからん、けどたのしい。

そして、そういえば私、鼻が利くんですよねと話していたら、「もしかして共感覚の持ち主なんじゃないの?」と。「その感覚は研ぎ澄ませたいわね」って。

昔から不思議なのですが、人の使っている洗剤や柔軟剤や香水やシャンプー、そういった表面的な香りの奥に、その人の『実家の匂い』みたいなのを感じることが多かったのです。その人のことは嫌いでなかったとしても、その匂いがどうしても好きになれなくて仲良くなれなかったという人も実はけっこういたりしたのです。
体臭とは明らかにちがうのです。実家の匂いかどうかもわかりません。なので表現しづらいこと この上ないのですが…

画面から香りを感じることもあります。ある特定の人のホームページをひらくと花束みたいないいにおいがしたり、またその逆もあります。

その話をぽろっとしたら、そんなふうに言われて。
理解してもらえないだろうと思っていたし、人には話したことがなかったのですが、聞いてもらってすっきりしたのと、これは私の持っている信頼できるすぐれた感覚『違和感』にも匹敵する、実はすぐれた感覚なのかもしれないとちょっと思いました。

単なる嗅覚とはちょっと違うし、だからといって『聞香』みたいなことができるかどうかはわからないけれど、まあちょっと鬼滅の刃の主人公、炭治郎みたいに鼻が利くっていうのをなにかで、どこかで活かしていけるならそれもいいな、と思いました。

さて来週からどうしよう。
明日から旧盆です。夫とも両親とも相談して、心地よいほうを選びます。

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