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雑記20211010
夕方5時すこし前。とつぜん、バリバリ!!と恐ろしい音量で雨が叩きつけるように降ってきました。夫には「急いでないんだからちょっと停まって待っとこうよ」って言ったのに、
なんですかね、男子はまだ余裕があると思うと向かっていきたくなるんですかね。
晴れていれば目の覚めるような青い海が広がっている橋の、端っこあたりで撮影したものですが、すぐ先まで、橋の真ん中も見えないぐらいでした。痛い痛いって言いたくなるぐらいの雨音とどん曇りの空、車内にいるのにこわくて目がまともに開けられない。橋を渡り終えると、
あれ???
晴れてる。
島ではよくあるカタブイでした(笑)
とはいえ、台風接近中なのは明らかで、海は大波がザッパンザッパンと立っていたし、風もとてもつよかった。
深夜になりましたがこれを書いているいまも、止んだかと思うと思い出したように豪雨になる、といった状況が続いています。
島の人はほとんど傘をさして歩きません。そもそも歩かない(車社会)というのはさておき、ずっと降り続く雨は季節性のもので、夏場の雨はジャッと降ってパッとあがるのが普通で、みんなそれに慣れているからだと思います。と、これまではそんなふうに思っていたのですが、
雨はあがるもの、と知っているから。
と書いてみると、同じことを言うのでも意味合いが変わってくるなあと。
先日、NHKでとても素敵な番組をやっていました。『言葉にできない、そんな夜』というタイトルで、伊藤沙莉ちゃんとヒャダイン、それからスピードワゴンの小沢くんも出演されていました。こんな感情を言葉で言うとしたら?というお題でそれぞれが自分だったらこう表現する、というのを発表していてとても好感のもてる番組だった。
現代の『エモい』にあたる言葉として
室生犀星が好んで用いた『いみじい』という表現を紹介されていたのだけど、『寂しい』と『嬉しい』をないまぜにしたような、なんとも奥行きのある素敵な表現だなと思って、しみじみしました。『いみじい』って流行るんじゃないですか、と沙莉ちゃん。いいね、奥ゆかしい表現が流行るのって素敵だと思う。
言葉がすべてじゃないけれど、言葉ではずいぶんと苦労してきたし、自分の言葉がもっと適切であれば起こらなかったかもしれないすれ違いを幾度となく経験してきたこともあって、慎重になるところはあります。
古い話ですがmixiというSNSに参加していた頃にたくさんのサークルがmixi内で立ち上がっていて、
言葉に関するサークルもそれはそれはものすごい数のコミュニティがありました。
私はその中の『言葉の限界』という名前のサークルに加入していて、自分から投稿することはありませんでしたが
『自分と同じように、伝えることにむずかしさをかんじている人がこんなにもいる』ことと、
『むずかしさを感じつつも、それをみなさんは私には思いつかないような素敵な表現で語られている』ことを同時に知って、憧れもありつつなにげに凹んでいたことを思い出します(笑)
mixiというSNSはテキスト投稿がメインだったこともあって、なんとなくだけれど全体に『やさしさ』があったように思います。
TwitterもInstagramも使いますが、そういった場を心地よくするには自分のごきげんをよく観察しておく必要があるのかな。フォローは義理でしたりするもんじゃない、自分のTLはつねに『心地よい』で満たしておきたいなと、ふと思いました。
明日も天気は荒れる予報。今日は、ちょっとでもお出かけできて良かったです。
みなさんに、ちょっとした嬉しいのおすそわけ。
ハート♥️on ハート
森の中のミラクルな光に感謝♥️
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