手のひら先生のリウマチ相談室 6 鍼治療はなぜ二千年も継続できたのか 背後霊とは
北斗の拳ケンシローのモデル、鳥居隆篤先生のセミナーの出来事でした。
30年前の先生も若かったので、稽古をさぼったことがありました。
教室には「柔法」のお弟子さんがお手伝いに来てくれていました。
「今日は先生お休みです。それで我々がグルーに分かれて、今日のお稽古をお手伝いいたします。」
「先生は兄弟子の帯津良一医師の病院に行ってしまったようです。最近かわいい看護婦さんが入ったので、先生もそのことで行ってしまったのかなあ?」我々のグループ長のお弟子さんが言ったので、武道家にはそのぐらいの緩さがあるのだと分かったような分からないような気分でした。
ところがこれが当たりでした。
リーダーになった方は「申し訳ないので、本日は私の背後霊をお見せいたしましょう」と言ったのです。
ただし右側に現れる顔は見ないでください。左側だけです。
驚きますよね!今まで背後霊など見たこともないし、見えるとは思ったこともなかったことでした。
昼下がりのビルの一室でかなり明るい部屋でした。
彼の周りに6人が囲むと、やおら印を結んで呪文のようなものを唱えました。
しばらくすると彼の左側に大きな顔が現れました。
「おお」と期せずして声が上がりました。
みんなすごく興奮していました。
貴重な体験をしたので、稽古が終わって皆に声掛けをして今の体験を喫茶店で語ろうと提案しました。
6人全員が集合しました。
みな興奮していましたが、6人中1人だけ新潟から来ている方が「僕は見えませんでした。
彼は呼吸法を毎日行わなかったので見えなかったのだろうと言っていました。
残りの5人のうちお一人は占い師をしているので、幼いころから見えているので驚きはなかったそうです。
4人は自分がどのくらい吃驚したか、口にしていました。
その後鍼灸世界の中で起こったことを考えてみました。
「今来た患者さんは恋煩で起きた疾病だからそのつもりで治療するように」と父親から言われたことがある。
きっと鍼灸師だったお父さんは連れてこられた女子高生には、恋をしていた男子の影が出ていたのをみていたのでしょう。
このようなことを集約すると、背後霊と言っているのはその人の悩みや考え事が、投影して現れているのではないかと考えるようになりました。
ところが「スピリチュアル女子大生 CHIEちゃん」という番組がありました。
タレントの悩みをCHIEちゃんがオーラを見ながら分析する番組でした。
私にはオーラの色まで見ることは出来ません。
彼女はその後ろに背後霊と言うより、相談者自身が思ってもいない人を見つけるのです。
母方の祖父とか父方のおじさんとか因縁のある方をです。
背後霊ではなく患者さんのが病気になった原因を、もし見ることが出来たら治療に生かされるかもしれないと思いました。
そのように考えていた時に「ヘミシンク」という、聞いているだけで幽体離脱が出来る過去にも戻るようになれる、CDを購入したりセミナーに参加したりしました。
結局才能がなかったのでしょうか体験は出来ませんでしたが、セミナーには離れた家族のところに遊びに行ってきたとか、亡くなった兄弟に合うことが出来た方がいました。
患者さんの中には素晴らしい能力と言うか、体験をされる方もいます。
その患者さんは「先生、幽体離脱なんて私は1日何回も経験しています。はっと気が付くと空から見下ろしたりしている自分に気が付くのです。この能力は母親から受け継いだようで、兄弟にはそのような能力はありません。小学生のある時に身体に震えがでて慌てて家に逃げ帰りました。すると母親がきっと霊道にあったったんだねと言って、すぐ治してくれました。」
鳥居先生に習い、レイキを学びティーチャーの資格も取って、さらに直伝霊気も学んでいたころ、日本中から様々な能力を持つ方が来られました。
「先生あそこに犬が見えます」と言った中学生もいましたね。
様々な気の世界の能力を持った人が、ごく身近にこれほどいるんだと分かりました。
気の世界を信じるかどうか、これには3つに分かれるはずです。
一つは信じる方、二つ目は全く信じない方、三つ目は信じる信じないではなく、そのような世界もあるかもしれないな。
東洋医学の世界では、源典の「黄帝内経素問霊枢 十八巻」には、すべて気のことが書かれているのです。
気を否定するところに東洋医学そのものは存在しないのです。
背後霊は気の世界ではない?
オーラは錯覚でしょうか?
京都ならの神社仏閣に行けば様々な仏像を拝めます。
彼らの中に「光背 コウハイ」と呼ばれる、ローソクの炎の形をした装飾を施されたものを見たことがありますか。
古代の人々は誰でも見えていたオーラなので、仏像にもそれを備えたのだと言われています。
東洋医学を学ぶとき様々な共通感覚を学ぶことが必要になります。
この共通感覚論については、明治大学中村雄二郎教授のご著書をお読みください。
少し知識や訓練などが必要な時もありますが、共通感覚を得る鍛えることでいままで信じられない、思いもよらなかった東洋医学の世界を理解できることが出来るようになります。
「スピリチュアル女子大生チエちゃん」の番組で六角精児さんの時でした。
彼は4回結婚をしたとかで、離婚の原因は突然旅に出てしまうことがあることだそうです。
女性関係を含めてチエちゃんが相談されてえいた時、彼女がこう話したのです。
いま年配の方が二人見えます。そのお一人が手を振りながら何か「それでいいんだ、お前の生き方は間違っていない」と言っているように見えるんですが。
彼が答えて、「父方の祖父が女性関係が多かったようで、その人ではないでしょうか」と言うことになったのでした。
背後霊信じられますか?
そんなこと信じられないと言ったって、日本人は知らないうちにみな気の世界を実践しているんです。
サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。