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免疫を上げる新・自律神経免疫療法
爪もみ法より簡単で効果的な手のひら先生の指マッサージ、関節リウマチ治療にも免疫が整い効果的です
1、免疫を上げる爪もみ法とは
故安保徹新潟大学教授が福田稔医師との共同研究で行った、免疫を上げる自律神経免疫療法は広く普及しました。
自律神経を整えると血液の顆粒球とリンパ球の比率が正常になり、免疫力が高まるというものでした。
実際患者さんから聞きましたが、新潟の地元では顎にできて手術も出来なかったがん患者が完治したことで、安保教授は地元では神様のように思われていると聞きました。
爪もみ法は薬指を除いて親指から小指までの爪の根もとを圧すと、副交感神経が元気になり交感神経とのバランスが取れる理論でした。
自律神経のバランスが整うと血液の成分が正常になり、結果免疫力も上がるというものでした。
2、爪もみ法は副交感神経しか調整できませんでした
手のひら先生の指マッサージでは、交感神経の働きを抑制し副交感神経を元気にすることを同時に行える方法です。
なぜこの方法を発見したかと言うと、鍼灸では二千年間解けない謎があります。
鍼灸と言うのは良く知られているツボに鍼を刺し治療します。
同時に気を整えると根本から病気を治せるので、気の通り道である経絡のバランスをとる経絡治療も行います。
この経絡は14経絡あります。
そのうちの10経絡は内臓名がつけられています。
それは経絡上に並ぶツボを刺激すると、その内臓に効果的な刺激を与えられるからです。
しかし2つの経絡、三焦経と心包経の2つは創造上の臓器名が付けられています。
このことを根拠にして東洋医学は非科学的だと批判されてきました。
3、東洋医学には神経が描かれていないから、非科学的と非難され続けられてきました
明治時代に医師法が出来てから、東洋医学は非科学的で鍼は野蛮な治療法と攻撃されてきました。
東洋医学の源典とされる「黄帝内経素問霊枢経十八巻」は、紀元前256年に書かれたとされています。
そこには臓器の図が書かれていますが、正確なものではありませんでした。
肺などは多くの笹の葉が垂れ下がっているようにも見えます。
ただこれも学者の研究によれば、そもそも東洋医学には内科のみで外科はないので、素人が解剖を行ったことでこのような図になったのだという事です。
そのようなことで神経までは描き切れなかったのでしょう。
これは私の推測なのですが、治療家たちは様々な病気を治療していく中で、今までの経絡理論では治せない治療の説明が説明できなかったことが出てきた。
これを説明するには既存の経絡だけでは足りないので、臓器をいくつかまとめて心包経、腑をまとめて三焦経としたことで説明がついたのではないでしょうか。
この2つをオーリングテストを使って検査すると、三焦経は胃・小腸・大腸・交感神経をまとめたもの、心包経は膵臓(東洋医学では脾臓)・肺・心臓・副交感神経をまとめたものと分かりました。
4、三焦経を抑制し心包経を賦活する方法
爪もみ法では副交感神経を元気にさせることで、交感神経とのバランスがとれるように治療する方法です。
福田稔医師が治療で最初の頃行っていたのは、爪の元のところから少しの血を出す、鍼灸師が平安時代から行っていた瀉血でした。
病気は血液内の顆粒球が過剰になって起きていますが、それは交感神経が優位になって起きているのです。
瀉血を行うことで副交感神経が刺激され、交感神経とのバランスが整うと血液内の顆粒球とリンパ球とのバランスが整います。
これで免疫が上昇し病気が治癒していくのです。
5、手のひら先生の指マッサージは、一度で交感神経を抑制、副交感神経を活性化する
2019年に出版した「手のひら先生の高麗手指鍼療法」には、写真でやり方を説明しています。
同時に交感神経を抑制、副交感神経を活性化できる方法です。
薬指を反対の手の親指と人差し指で挟み、指の真ん中を根元から指先まで少し強めにさすり上げます。
ホームページタイトル「手のひら先生のリウマチ相談室」にあるように、得意な治療に関節リウマチがあります。
ある時患者さんに聞きました。「体調はいかがですか。」『良いです』「血液検査数値はいかがですか?」『あまり変わりません』
数値は少しづつ良くなっているのですが、症状が良くなるほどには変わっていません。
治療の中では交感副交感神経の調整も行っていますが、爪もみ法のように自分で毎日行うわけではないので回数が足りません。
そこでこの指マッサージを考案しました。
6、指マッサージの検証
科学的にと説明したいのですが、ホルモン検査とか血液検査とか使えないので東洋医学的には検証できないものです。
そこで使える範囲内で何かないかと探し、実際の治療でも使用している大村博士の発明された、バイ・ディジタル・オーリング・テストの試料を使って検証する方法を取りました。
交感神経を刺激するとドーパミンが減少し、副交感神経を刺激すればアセチルコリンが増加するはずです。
そこで検証してみました。
マッサージの回数は 10回 20回 30回 です。
ドパミンとアセチルコリンの単位はng 10億分の1と言う単位です。
それぞれ ドーパミンは 90ng であったのが、70ng 40ng 10ng と減少しました。
アセチルコリンは、400ng であったのが、500ng 700ng 800ng と増加しました。
免疫力を上げるには30回をお勧めいたします。さらに効果は持続しないようなので、1日お好きな時に何回か行うことをお勧めいたします。
まとめ
1、好きな時に簡単に行える免疫アップする方法です
2、交感神経・副交感神経を同時に調整できる簡単自律免疫療法です
3、東西の医学の基本を押さえたマッサージです
4、最初は薬指で行い足りないと思ったら人差し指も行ってみてください
5、発表前のドキドキの時も、会議で眠気が襲ってきた時も、大変役立ます
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