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手のひら先生の高麗手指鍼療法 63 パーキンソン病と脳と免役
パーキンソン病は治る?
ホームページほかで妹のパーキンソン病が手のひら先生の高麗手指鍼治療によって、日常生活に支障がなくなるまでになったことを報告いたしました。
さらにここでお二人の患者さんが治療を開始しています。
お一人は60歳代 もうお一人は80歳代です。
妹を見始めた時のような激しい症状ではありません。まだ初期段階にあるのでしょう。
それでも日常生活には支障が出ている患者さんです。
治療によって震えが治まったり日常生活活動、睡眠の改善や震えの出方に変化が現れたりしています。
西洋医学ではパーキンソン病は、徐々に進行していく脳神経疾患とされています。
手のひら先生の治療法は、手のひらの中で体も脳もそして免疫なども調整を行うことが出来ます。
パーキンソン病は脳で起こる病気ですが、脳だけを治療しても治るわけではありません。
身体全体を考え治療を行うことで治療が完成するのです。
脳だって進化してきたんだ
昨年出版した本に高評価をしていただいたのは、鍼灸師や医療関係者ではなく全く関係ない分野が専門の方でした。
文字とか写真とかを眺めていただけでは、私が言いたかった真のこと「人間は進化してきた。その軌跡は体に記憶されている」はほかの方は理解できなかったのかもしれません。
三木茂夫教授の「生命形態学序説」の中で、受精卵が体内の中で38日間に見せる変化は、4億年前からの進化を見せてくれていると書かれています。
その記憶は一瞬で消え去ってしまったのでしょうか?
その発見のヒントを与えてくれたのが「耳鍼」の発明者、フランス人医師 ポール・ノジェ博士でした。
ただし博士が見つけ出したフェーズ(位相)は何を表しているのか、彼は分からなかったのではなかったのかもしれません。
翻訳書を何冊か調べたほかお弟子さんが著した本にも、このことに触れているものはありませんでした。
私は独自の方法で手のひらにフェーズⅢまで脳と体に対応するツボを見つけました。
現時点で分かっているのは、耳と手のひらには進化の記憶が残っているという事でしょう。
例えば脳は3層に積みあがっています。
6層または6分割出来るという記述も見かけましたが、私は3層として考えています。
脳幹 大脳辺縁系 大脳皮質の3分割です。
研究者によればいきなり上が積みあがったわけではなく、進化の過程中にその芽と言うか前段階はすでにあるそうです。
進化は連続している証拠です。
ではその3層は統一するようなコントロールセンターはあるのでしょうか?
今も研究者は中央指令所を探しているのでしょうか?
脳はいくつかのコンピューターが並列に繋がっていて、様々な処理を行っているのだと考えています。
それを常時監視しているのが経絡なのでしょう。
経絡は監視しどこに異常があるかを知らせ、そして遠隔地から刺激を受ければ修正する機能も持ち合わせている。
魚 鳥 人間のどこから経絡が備わっていたかは不明ですが、鳥になる間に経絡が完成し機能し始めたのでしょう。
この時代から大脳辺縁系が備わり記憶装置が出来始め、獲得免疫システムも出来上がって来て、脳の進化も加速したのではないかと妄想するのです。
脳も老化をする
東洋医学の源典「黄帝内経素問霊枢」の最初に、いろいろ改訂版があるのでそれぞれ異なるでしょうが、その中に黄帝と岐白の問答があります。
黄帝「昔の人は200年も行きたそうだが、なぜ今の人は早死にするのだ」
岐白「昔の人は日が昇るとともに起き、仕事をして日が沈むとともに寝ました。今の人々はうまいものをたらふく食べ、夜更かしをしてセックスのし過ぎなので早死にするのです」
書かれたのがいつかは分かりませんが、千年以上二千年前に書かれたものでも、今の人間の生態とほぼ同じなのは呆れますね。
ところで長い間脳の免疫は一定に保たれていました。
それがすでに紹介した、アナットロンドン著「神経免疫学革命」の研究にあるように、脳の老化は免疫と関係あることの研究が始まりました。
そこには脳の免疫を調整改善方法はまだないと書かれています。
脳の免疫度を上げることが認知症や老化対策になる可能性があるらしいです。
実は発見してしまったのですが、20年前から行っていた免疫度を上げる方法は、脳の免疫もあげていたのです。
それで理解したのですが、「腸の癒着」や「関節リウマチ治療」「パーキンソン病」に治療効果を出せているのは、免疫度を上げる方法をいつも行っていたからだと理解しました。
脳だけを治療しても治らない
パーキンソン病は脳の病気なので脳のツボを調整すれば済むのでしょうか。
中脳黒質が障害されてドパミンが出なくなったから補充する。これが西洋医学の考え方です。
のは中脳だけで出来ているわけではありません。
人間は脳だけで出来ているわけでもありません。
心臓も肺も 免疫システムもそして脳のほかの部分も活動しています。
全てを治療しなくてはならないのです。
そうなると治療出来る可能性があるのは、鍼治療だけではないでしょうか。
全体を整えて部分も治療する。
身体全体の活動を整えてから脳をピンポイントで調整できるのは鍼治療だけではないでしょうか。
サウンド・アキュパンキュチャ始めました
サウンド・アキュパンキュチャは造語でかつ™登録したものです。
興味がある方はホームページ等でお手数ですがお調べください。
鍼治療と鍼治療の間隔があくので、その間も鍼の効果も含めて持続且つ鍼の補助が家庭でも出来るものはないかと、もう20年以上考え続けたものが実証研究に入りました。
関節リウマチは驚くほどの効果が見られ、患者歴30年の方の手が改善してきました。
20年前に治療に来られた時すでに指は変形していました。
手のひらも歪んでいて食事にはスプーンを使っていました。
それがこの3か月ほどの中に変化が現れて、箸を使い始めました。
もう何年も使っていなかったので、改めて箸の使い方を習っているとのことです。
近いうちに血液検査の結果も送られる予定です。
今日のまとめ
鍼治療とは人間が進化してきた軌跡を掘り起こし、鍼を打つことで治癒力を引き出す方法である。
サウンド・アキュパンキュチャとは音を使ってする鍼治療で、鍼治療の補助に家庭で行うことが出来る。
私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」
次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。
サウンド・アキュパンキュチャは本の最後に数ページですが記述しております。
一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。
最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝いたします!!
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