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手のひら先生の高麗手指鍼療法 23   鍼灸師のかかり方 (2/2)


以前関西や九州方面から多くの電話問い合わせがありました。「先生のお弟子さんはこちらにいませんか?」「こちらにお勧めの先生はいますか」というものでした。

高麗手指鍼鍼灸師が少ないのと、「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼」は独自の方法で習いに来る生徒もいません。

交流もないので残念ながらお一人も推薦できませんでした。

しかし電話の相手は本当に困っているようなので、訓練された信頼できる鍼灸師を選ぶ私なりの方法を教えていました。

鍼灸は個人営業なので個々の技術は違います。それに得意分野も違うのでそこを確認しなければなりません。

二千年続いてきた鍼灸ですが、古典に書かれた治療法から抜け出せていないので、例えば免疫疾患、例えば脳の疾患を治すのはかなり難しいことになります。

ところがこの世界では「並外れた気のパワーを持って何でも治せる人がいます」が、その人を探すのは至難です。これはさがすこと自体が難しいことです。

そこで癒しではなく治りにくい坐骨神経痛以上の病気を良くしてくれる、鍼灸師の探し方をお教えしましょう。


タウンページの鍼灸治療専門を開きましょう

関東だと鍼は嫌われる傾向があるので、マッサージが出来ないと経営していけません。

したがって鍼治療専門のところは技術も優れていると思っても間違いないでしょう。関西の方が鍼は日常の中になじんでいる研究がありました。

治療ビデオに映っていた患者さんが言いました。「今朝病院に行ことしたら、主人が病院行く前に鍼に行けと言われたので来ました」と。

東京の場合はこうはいきません。鍼=痛い やめておこうになってしまいがちです。だから相当自信も技術もないと鍼一本で経営することは至難です。

まず通える範囲にある治療院をいくつかピックアップします。

では、電話帳を開き通える鍼灸専門治療院を3~5件ほどピックアップしましょう。

腰痛肩こりなら1回で解決するかもしれませんが、何らかの病気治療になるとある程度通う必要があります。

最低でも週1回通えるところにします。

電話して質問します

紹介もなく初めて自分お体を預けるのですから、しっかり準備して質問をしましょう。

ここが大切なところです。このアドバイスは学生からその後の経験も含めて良い鍼灸師の調べ方をアドバイスするのですが、その重みは質問してきた方には、重みは受け取ってもらえない方が多いようです。

再び電話を受けた時「アドバイスのように質問しましたか?」と聞くと、まったく質問などしなっかったようです。

1、脈は診ますか?

これは鍼灸師の基本の技術です。上手下手はあるにしても、これを聞くことによって弟子入りの王道を踏んできのか、そのほかで良く学んできたかどうか判断できます。

さらに病気を根本から治す経絡治療ができることも分かります。経絡の調整は鍼灸治療で病気を治すためには必ず行う基本の治療であり、脈診が出来なければ行うことは出来ません。

脈診を学ぶことは感覚を学ぶことなので、昔から難しいものでした。セミナー程度では習得は難しいのです。一番良いのは弟子入りですが、その道は本当に狭き門になっています。

そこで出てきたのは様々な診断技術ですが、問題があるのは事実です。

とは言えその場合でも研究会に入って勉強をしていることは分かります。「脈診はしませんがほかの診断技術、例えばオーリングテストを使いますというかもしれません」

経絡治療をしますか

日本の鍼灸治療の王道は「経絡治療です」ですから最後に「経絡治療は行いますか?」を必ず聞きましょう。

自分が経絡治療の中身を知らなくてもいいのです。根本から治す鍼の基本治療法のことです。もしそのことをついてきてあなたのことを馬鹿にするようでしたら、すぐ電話を切りましょう。

あなたのことを心配して応対してくれる鍼灸師なら、絶対の自信があり余裕があるのでそのようなことはないはずです。

良いと決めたらまず行って体験しましょう

鍼灸は最終的には治療してみないと分かりません。

それは先生の持つ治療のための気のパワーも関係します。

あなたに合う気ならば良い結果がでるはずです。これは外からでは決してわからないことなのです。

的確な質問し的確な答えと丁寧な応対なら、まず治療を受けてみることです。


3回、3週間、3か月と言うのが区切りで、3か月過ぎて少しでも改善があるか否か評価する

直ぐ結果がでるわけではありません。

3の倍数の治療後になぜか体が変わってきます。

激しい痛みのある坐骨神経痛でも、3回目に痛みが少なくなり始め、6回になると痛みのほとんどが無くなり、12回前後に完治するといった具合です。

治療を受けてみたくなったら、「実はこのような病気なのですが治りますか」と聞いてみましょう。

すぐ治りますと答えがあるなら少し考えます。

なぜならどの病気でも個人差がありますし、原因が違うので即断はできないはずです。

そのような病気なら治療を重ねると、このように身体が変わってきますというように、治療を過程を描いてくれればまず予約してみましょう!


まとめ
1、鍼専門で営業できているのは技術がなければ出来ない
2、有名でも遠いと週1回治療を受けられない
3、遠慮なく質問しましょう。自分の身体なので
4、鍼灸は受けてみないと、相性は分からない
5、最低限毎週1回の治療を受け、3回、6回、12回を目途に体が変わってきたかを評価する。
  それまで良くなっていたのに、3か月過ぎると停滞したら少し考えましょう。

お役に立てたでしょうか?


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。