手のひら先生の高麗手指鍼療法 61 パーキンソン病治療治療
パーキンソン病も薬がなく難病です。
私のホームページに来られる方は驚くことに、世界中にいらっしゃいます。
どのページを見ているのかと言うと二番目にパーキンソン病治療がきます。
世界に日本人が移住している上に彼らの関心がパーキンソン病にあるというのは驚きです。
この病気は震えが起きるものと、動作が極端に遅くなってしまう2種類に分かれています。
どちらも中脳の黒質から出る神経伝達物質ドパミンが少なくなり、命令を伝えられらくなり起こるものとされています。
このドパミンを薬として服用しても、病気は効果なく徐々に進行していきます。
西洋薬 漢方薬 ほかの鍼治療では完治できません。
手のひら先生の高麗手指鍼療法はもちろんツボを使いますが、そのツボはまず脳神経と共鳴するか否か、それが既存のツボと重なるか否かを確認しながら見つけたものです。
現在の治療状況を含めて説明しましょう。
パーキンソン病のツボなんてないけど
ネット検索でどのような言葉を入れているかを見ると、「パーキンソン病のツボ」が上位に現れます。
まだまだ鍼灸師のことは理解されていないようです。
鍼をツボに打つだけで治す人と思われているようです。
確かにたった1本重要なところに鍼を刺しそこから気を送りこんで、どのような病気でも治してしまう達人がいると聞いたことがあります。
それはごくごくまれな例であって特殊な技術です。
大多数の治療家は体全体を活性化するためのツボを駆使し、その病気に関係するツボを刺激して治療します。
勿論気の流れを調整することもします。
リウマチに効くツボありませんか?と言うと合わせに怒ったことがありましたが、ツボとりは土地測量士か不動産屋に聞いてほしいものです。
パーキンソン病は脳の病気
パーキンソン病は脳の中の病気です。
脳の働きが分かってきたのはほんの60年ぐらいです。
西洋でも日本でも脳を解剖しようとしても長い間制限がありました。
死体解剖は時間をおいてされますが、その解剖される死体は東西とも罪人であり、死後経過してから解剖が許されました。
脳は心臓が止まってから5分以内に腐敗が始まります、そこで解剖することは不可能でした。
西洋医学でも最近のMRI やfMRIなどの進化によって、生体での脳研究が進んできました。
鍼治療は二千年以上前から現在に至るまで、脳に関しては進歩がありません。
頭皮にあるツボはなぜあるのか謎ですね。何か脳を治療したかと勘違いしてしまいます。
銅で作成された銅人人形にはツボの位置が印されています。
宋の時代に作られたというので約千年前です。
手元に江戸時代に版木で印刷された「類経図翼」があります。1600年代の図翼の復刻版ですが、それにも頭部のツボは表されています。
脳が原因で起こる病気を治療するツボと言うわけではなく、目や鼻よ耳の治療のためのツボであったのです。
頭皮針がありますが山元式新頭皮針は別として、ほかの針における頭のツボは脳神経とはどのような関係があるのか知りたいものです。
因みに朱氏頭皮鍼がありますが、治療には気のパワーが重要と言うことで、ツボを使ってパーキンソン病治療云々とは関係ない療法と思います。
パーキンソン病の治療には脳神経をピンポイントで刺激し脳全体の活性化をしなければならない
なぜパーキンソン病が起きるのか西洋医学で詳しく研究されてきました。
ドパミンの減少から起こるとされていますが、なぜドパミン産生する中脳黒質細胞が無くなるのかは分かっていません。
西洋医学の欠点は発症する前の原因を推計することが出来ないことかもしれません。
パーキンソン病が起きるのはドパミンが少なくなったところから始まるのです。
あとは解剖を行って異物が発見されるとそれも原因とされます。レビー小体がそれです。
内因 外因 不内外因と言うように分けて考えていく東洋医学は、実証的科学的ではありませんが、病気が起きる根本から考え治療するためには有益な方法です。
中脳黒質だけではなく大脳基底核の調整 運動に関連する大脳皮質 さらに自律神経の調整 を行うほか、その他体全体を治療していかないと完治には至りません。
脳の免疫を調整する
なぜ脳に異常が起きるのでしょうか?
脳は長らく独自に守る仕組みがあるので、免疫度は保たれていると考えられていました。
それが幻想であるとイスラエルの研究者が本を出しました。
その中では脳も体と同じように免疫システムで守られていて、マクロファージは今まで知られていなかった入口から出入りすることを見つけたそうです。
しかし脳の免疫をあげようとして脳に薬を届けようとしても、脳血液関門は強固であり通れないのとマクロファージが通る脳への入口を通る手段は見つかっていないようです。
免疫度を高く保つにはそのことだけではなく、自律神経のバランスが保たれていること、血流が保たれていること、などがあげられます。
サウンド・アキュパンキュチャのパーキンソン病治療効果
鍼治療の欠点は治療回数を増やせないことです。
近くに治療家がいるとか、入院して病院内で治療が行われたり、保険で安価に治療が受けられるとか、いくつかが治療回数が増やせない壁になっています。
これを打破するために開発したのが「音で治療を行うサウンド・アキュパンキュチャ」でした。
鍼治療が週1回だとしても、自宅で試聴をすることで鍼治療効果の持続と治療とが出来ることになりました。
この相乗効果で飛躍的に症状が改善しています。
なぜ鍼灸師でも改善していると言えるのでしょうか?
それはきちっとした数字ではありませんが、オーリングテストとパーキンソン病試料を使うことによって、治療がどの程度効果を出しているかが分かります。
その検査を行った患者さんは、パーキンソン病の影響で指に力があまり入らなくなっているのですが、2回前は中指はクローズ、薬指はやや開き気味 小指はオープンでした。
それが前回は中指が8割ほど開くオープンになりました。(オープンはその資料と同じものが体内にはないことを示し、クローズは存在する目印になります)
これは共鳴現象を利用して、片手にパーキンソン病組織をもってオーリングテストを行うと、指の開き具合で病状も検査できるのです。
治療が効果を上げていることを確認しました。
あとはご本人が病状が改善しているかチェックすることが重要です。
さらに医師の最終的な診断が出て改善または完治となります。
私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」
次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。
サウンド・アキュパンキュチャは本の最後に数ページですが記述しております。
一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。
最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝いたします!!