たぶん、彼はこない

大谷翔平選手、右肘負傷。このニュースを聞いたとき思ったのは、「ブルワーズにもワンチャンあるかも」でした

噂にも上がってないミルウォーキー

来季FAの大谷さん争奪戦において、ブルワーズが候補とされてないのは、以下の点から

  • 予算規模(現在はたいだい中盤くらい。ミルウォーキーも地方の都市という感じ)

  • 立地、というか気候。二刀流を続けるにあたって、温かい西海岸が有力とされている

  • 盛り上がり。多分ミルウォーキーのファンは来てくれるはずがないと思ってる

交流戦で大谷さんがミルウォーキーに来たのもだいぶ前ですし、その時期にFAの話するのもまだ早い時期でした。

とはいえ、過去に、トレードではありますが、グレインキーやCCサバシアを獲得していますし、市場が冷え気味だった2018年にイエリッチとロレンツォ・ケインを獲得して、その攻めの姿勢を評価されてもいます。先進的ではないですが、決して守りのチームではない。
そういう意味で、大谷さん獲得にチャレンジするのではないかとも思ってます。

ブルワーズ大谷さん、というミラクルが起こりうるとしたら、どういう条件か、いろいろ考えてみました。

ヒリヒリする9月を過ごしたい

FAで移籍する可能性の根拠とされるのが、上記のこの発言。強いチームに移籍する選手の「チャンピオンリングがほしい」発言はよく聞きますが、それとはちょっとニュアンスが違うように思えます。チームで一丸となって勝利を目指してプレイするのが野球の本来の姿。消化試合となるとどうしても個人の成績優先となってしまいがち。「野球大好きお兄さん」の大谷さんは、「おしごと」としての野球は、割り切れないんだと思います。
また、選手の実力値の総和=プレーオフ勝率、でないことも野球大好きお兄さんたる彼はわかっているので、「世界一になりたい」といった発言にならないのだと思います。

ほぼプレーオフの常連、ブルワーズ

「ヒリヒリする9月」をプレーオフ争いと考えると、ブルワーズもじゅうぶんに視野に入ります。
ここ5、6年をみると、ブリュワーズは4回プレーオフ進出、去年と2017年は1勝足りずプレーオフ逸といった結果で、日程最終日までファンはヒリヒリしてましたw この点ではおメガネに叶うかなと。

強さの継続性

去年ジョシュ・ヘイダーを手放しても、競争力を失わなかったように、予算の都合でメンバーを入れ替えつつも、それなりに仕上げて、プレーオフ進出、あるいはそれに近いところまで行っています。スタープレイヤーに依存せずに勝つ体制を整えているところも、ずっとヒリヒリできるということで、大谷さんの意向にあってるかな。

独自の育成システム

レイズやドジャースのように目立つわけではありませんが、選手の育成もなかなか。
過去はベン・シーツやヨバニ・ガヤードといったエース以外はまったくどうにもならなかった投手陣ですが、最近はウッドラフ、バーンズ、ペラルタのトリプルエース体制を確立し、コリン・レイなどもそれなりに使える先発にしたてあげ、けが人が多数出ても崩壊に至らない体制を築いています。
リリーフ陣も、なんやかんやでマイナーから上がってきて活躍してますし、移籍組から活躍する選手も増えました。
打撃陣について。長く弱いポジションだった捕手には、「打撃の良い捕手を獲得し、守備を鍛えて戦力化」のメソッドを確立。現メッツのナルバエズが成功例ですが、彼の場合は行き過ぎて、守備の人みたいになってしまいましたw 現在は守備を重視し、センターラインはかなり強固です。プロスペクトが順調にメジャー昇格、戦力化しており、順調です。

日本人選手が活躍している実績

1999年の野茂選手をかわきりに、6名が所属しています。
野茂選手はエース格として活躍。大家投手、斎藤隆投手もそれぞれ活躍しています。青木選手はポスティング最終日にギリギリで契約しましたが、しっかり活躍しました。
マック鈴木投手は本格化前、野村投手は4月に活躍。といったところで、日本人選手を迎えるにあたってのノウハウも確立してる球団と思われます。

この球団、というか球場の不思議なところは、ビジターできた日本人選手も活躍するところ。カブスの鈴木選手はランニングホームラン打ってますし、ダルビッシュ投手もしっかり抑えてます。球場の施工主が三菱重工だからなのかもw


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