オールスター「紅白オペラ歌合戦」2022
身内がいけなくなったので、代わりに行ってきました!
概要
イベント名:オールスター「紅白オペラ歌合戦」2022
開催日時:2022年12月22日(木) 開場:17時30分 開演:18時30分 終了:21時
会場:ザ・シンフォニーホール
主催:一般財団法人 ザ・シンフォニーホール芸術文化振興財団
共催:公益社団法人 大阪交響楽団
後援:一般社団法人日本クラシック音楽事業協会
制作:ザ・シンフォニーホール
開演まで
すごく寒い一日。
入り口に、光のイルミネーションの装飾がありまして、華やかな気分に。
会場のザ・シンフォニーホールの向こう側のビルで、なんらかのトラブルがあったみたいで、警察、消防、救急の車が勢揃いしてました。入り口には救急の人がはっていた。なにがあったんでしょうね。
ザ・シンフォニーホール、初めてのお伺いだったのですが、格調高い、さすが大阪といった建物でした。入り口で消毒、チケットチェック、プログラムお渡しがあります。ここまでは普通。入り口付近に席案内の方がいて、チケット見て、席の行き方を案内してくれました。これを全員、やります。年配の方が多い(と思われる)ので、顧客満足のために常設にしたのか、クラシックの世界ではこれが普通なのか。ちょっとびっくりしました。クロークでの上着預かりも無料。これはいままでいったクラシックの会場でも無料だった記憶が。ロック系は有料が基本ですよね。
席はステージに向かって右の二階席。ステージがよく見えます。ただステージ右側は死角になり見えない。会場を見てたんですが、みやすさをすごく計算されてるような設計で、たぶんどこで見ても、「遠いわ」って感じることもないんではないでしょうか。狭さは感じないのですが、コンパクトに感じます。
大阪交響楽団の方が出てきて、楽器の調整とかで音出ししてるのですが、この時点で感動。生楽器ひさしぶりですねん。
客の入りは7割ほどかな。平日の夕方なので、ご年配の方が多いですね。あとは中年世代。
公演
指揮は、粟辻聡さん。演奏は、大阪交響楽団。一発目から「音良すぎワロタ」でした。ぼーっと聴いてても気持ちいいし、集中したら、楽器ごとの聞き分けまでできちゃう。いやもうさすが専門箱という感動でした。こんなん耳肥えるやんけ(笑)
とはいえ、クラシックは詳しくないので、あまり感想として書けることはなくて。ざっくり思ったことをメモしていきます。
司会は、朝日放送の堀江政生さんと東留伽さん。関西の人にはおなじみの「見たことある人」
開演前に出てきて、軽妙なトークで期待を高めます。たしか会場にみんな入らないとライブ始められないのが基本なんですよね。早く出てくることで会場を温めて、さらにそういうことやってるとみんな入ってくるので、スケジュールの定時運行の手助けをしていました。中休憩が20分あったのですが、そのときも早めに出てきて、定時運行の手助けをされてました。結果、21時に終了しているので、まったくもって見事な手合いでございました。話も面白かったです。
この公演、「紅白」なので、わたしら聴衆も札(プログラム)を上げて意思表示します。それを見て、7名の審査員(りそな銀行の人とか、領事さんとか)がどちらの勝ちか判断します。カメラ入ってなかったので、放映予定もないでしょう。白組の勝ちでしたが、4対3の僅差。わたくし個人は紅かな、と思ったのですが、白、男性陣は最後の2人の追い上げ、訴求力がすごかったので、そのあたりが勝利の決め手ではないかと思います。
当たり前のことなんですが……。歌手の方がこっちを向くと、ボリュームが上がります。こっち向いてるんだから当たり前なんですが、普段見てるようなライブは、スピーカーから音出てるわけで、こっち向こうが下向こうが、音量は同じ。当たり前に感動しました。さらにこの生声でオケと張り合ってるんだから、ほんとすごいです。意味わからない。
演奏の良さ、粟辻さんのダイナミックな指揮、シンガーさんたちの見事なパフォーマンスを、最高レベルの音響で楽しめて、ずっといい気分でした。目と耳で、次々と出される美食を堪能した、という感じ。ただ、男声陣に、バスの方がもっといたらなお良かったなあ。みなさんすばらしかったのですが。
出演者全員のお披露目が終わり、全員が登場して一曲披露。
審査員が登壇して、わたくしたちの意思表示、それを審査員が判断で判定。白組の勝ち。
そして、蛍の光を披露して、ラスト、銀テープが会場に飛びます。ロックやポップスのライブでおなじみのアレ。これ、キャノン砲っていうらしいですね。まさかクラシックでこれやると思ってなかったので、びっくりしました。そして出演者全員を拍手して終了。
知ってる曲は、映画系を除けば、誰も寝てはならぬ、くらいだったのですが、すぐれたパフォーマンス、音響のおかげで、どの曲もおいしくいただけました。クラシック会場なので、接客も一流。すばらしい体験でした。気持ちよく家路についたのでした。
関係者のみなさま、よいクリスマスプレゼントをありがとうございました! めっちゃ! 良かった!