向日市制施行50周年記念スポーツ講演会
新しくできた建物を見に行ってきました。
概要
イベント名:向日市制50周年記念 つなごう、明日のむこうへ「市民スポーツ講演会」
日時:令和5年2月19日(日)開場:9時30分 開演:10時 終演:12時
場所:永守重信市民会館
主催:公益財団法人向日市スポーツ文化協会
共催:公益財団法人京都府スポーツ協会
後援:向日市 向日市教育委員会
もろもろ
インターネット経由で申し込みました。できたての会場なので大変美しい場所でした。
あいにくの雨でしたが、開場時間あたりに到着。
会場の中や外には、開催を示す立て看板といったものがなかったのですが、スタッフの方が先導してました。「雨の中ありがとうございます」とえらい感謝のが印象的。
会場の会議室で名簿チェックを受けて入場。ここでどうも、関係者イベント(を一部開放)したものであることがわかりました。普通のイベントで所属とか聞かれないですからね。一般の方は3名とかそんなくらい。全部で100名くらいのイベントでしょうか。関係者イベなので当然満員です。
開始
10時開始ですが、2分早く開始。これも関係者イベントならではですねー。マイクトラブルなどありつつ、主催者挨拶、市長の挨拶、議会議長の挨拶、スポーツ議員連の議員の挨拶、来賓紹介、出席者紹介、役員紹介、功労者紹介と滞りなくすすみます。ああ、ポスターの人がうごいてるわ、みたいな感じでした(笑)これがだいたい20分
準備に10分くらいで10時半から、大河正明さんの講演が始まります。事前に配布された資料を見てたんですが、これ全部やったらどんだけ時間かかるねん、という内容で。
講演タイトルは「スポーツの課題と未来 そして地域の発展」だったんですが、日本での野球の成り立ち、発展と64年の東京オリンピックの遺産、Jリーグの革命といった話と地域の状況のお話でした。
スポーツ協会の関係者がほとんどなので、内容を深堀りするより、楽しませる方向でトークされてたように感じました。
印象に残った話を列挙すると
大型イベントの成功=スポーツビジネス(とマスコミでは思われているがそう)ではない
先の東京五輪、電通の人がいっぱい派遣されて、電通に仕事を発注してる。それを当たり前だと思ってて違和感。
ワールドカップ、WBCといったイベントはその時だけしか盛り上がらない。波及しない
一流のアスリートの地位、報酬の低さが悲しい
スポーツはちゃんと経営すれば売上が3倍、12倍上がった事例もある
甲子園大会は土地活用と朝日新聞の販促のため発足したもの。春の大会はこれに対抗して毎日新聞の主催。読売新聞の巻き返し策が日米野球→プロ野球。
都市対抗野球大会は学生選手のセカンドキャリアとしてスタートした
クラブスポーツなどの民間が活性化したのはオリンピックの遺産。ママさんバレーボールとか。
実業団スポーツはほぼ日本の文化。費用の多くが経費でおとせたり、教育や宣伝に有用なため発展
愛知にプロチームが多いのは、トヨタの影響。
Bリーグでは、負けて嫌な気分で帰ってもらうのは気の毒なので、エンタメ性を追求した
Jリーグサポーターは試合以外もアクティブ。観光にも良い影響だし、地元のホテルなどが生き返った事例が多数。
といったあたりです。他にこれからの課題や地方の事例やらの話も資料にあるのですが、時間の都合もろもろの理由でオミットされて残念。もっとたっぷり聞きたかったですね。
大河さんのツイッターでも告知されてない、主催のサイトからも消されてるイベント(なぜ?)なので仕方ないのかもです。コネとかで入れ込まれちゃった講演なのかな(笑)
興味深いお話でした。ありがとうございました。