😀やさしいコント集 ※NOTネタバレ
コンプラ?
ブラックジョーク?
人を傷つける笑い?
それは文化だったり、形のないお笑いの多様性だったり…一口に良いか悪いかは決められないです。
規制されていくべきなのかどうかはさておき
誰かを侮辱するお笑いって、少なくともその侮辱された人は笑えないんだから傷つけないお笑いには勝てないと思うんです。傷つけないお笑いだったら笑えるんですから。傷つける方は、一人確実に笑えない人がいるんです
しっかし僕も聖人じゃないので。お見送り芸人しんいちさんめっちゃ好きです。ぶち壊すこと言いますけど。
今回は、優しい世界観のコントをご紹介します❗️
コットン(旧ラフレクラン) 「思春期」
「あんたを産んでよかった」
16歳高校生の息子とお節介なお母さん。思春期が来て何かとギスギスしてもおかしくない二人だが…。
「ヤンキー」も好きです。あと双子のイケメンに間違って告白しちゃうネタも好きです。コットンは王道に誰でも笑えるネタでいいですね。着眼点は独特なんですが笑いどころがとっても分かりやすいし、端々に出てくるワードセンスが良い。三四郎とか南海キャンディーズのバリバリワードセンスも大好きなんですけど、コットンは多すぎないのでリアルな会話になってて良い。
西村さんの爽やかイケメン演技は鼻につかないから、ほんとに分かってない鈍感な感じ出てるし、それに慌ててブレーキかけるきょんさんめっちゃ面白い。
ソンシヌ 「うちの息子、実は」
「じゃあ父さん、俺、行ってくるわ」
一見仲の良い父と息子の会話。明るくてひょうきんな息子、実は…
シソンヌって二人のビジュアルから一見「冷静なコント師」ってイメージあったんですけども作品はどれも人間味溢れてて好きです。「お楽しみくじ」「ボクシング」など、オドオドするじろうさんに長谷川さんがツッコミではなく親切なお店の人として訂正していくのも優しいですね。
社会問題にもなっているようなこのテーマを斬新な視点から描く温かいコント。
やさしいズ 「万引き」
「万引きなんかしなきゃ良かった」
万引きしてしまい、コンビニの事務所で店長を待つ中学生。そこへ夜勤のアルバイトが出勤してくる。
やさしいズは「牛丼」「屋上」「爆弾」が代表的ですね。コンビ名の通り、全部やさしいコント。
深刻な悩みを抱える佐伯さんと一見怖そうに見えてかなり楽観的なタイ。真逆の二人が出会った時の不思議なやりとりを覗いているようなネタが多いです。動画が見当たらないのですが、佐伯さんが子供でタイさんがお父さんのネタが好きでした。
タイさんのギャルっぽい力ぬけた話し方がクセになるし、元声優ともあって迫真の演技の佐伯さんにはかなり引き込まれます。
やさしいズのコントは見終わったらなんだか元気が出ます。
怪奇!yesどんぐりRPG 「手紙」
「こんな変なのに、全員公務員」
ある日、父親から息子・ゆうすけの元に大きな荷物が届く。中に入っていたのは、手紙と…
これは優しいコントなのだろうか。好きなので無理やり入れます。
怪奇のコントの発想には毎回驚かされます。漫才はかなりゴリ押しで、ギャグを中心に作っている感じがありますがコントは本当に目の付け所が絶妙です。ツッコミ、ボケでもなく、語り手、演者でもない…三人で変な方向向いているのが新しい。誰も傷つけないというか、独自の世界があるので我々に手を出させないんですよね。
とか思ってたら『バッタリ』を見つけてしまいました。これはどうなんだ…。
アキナ 「やる気のありすぎる学生」
「やる気はすごいあんねんけどなぁ」
古典の授業。いつもどこか空回りだけどやる気は十分な学生と先生のコント。
アキナはあるネタで炎上しましたよね。特段掘り下げませんが。
「とれへん」が個人的に超好きなんですけど、優しいのはこのコント。公式の動画はないのですが…。
秋山さんが演じる先生が、山名さん(学生のミス)を「落ち着いてな」と注意するのが優しい。焦ってるからっていう理由と見なしてるんだよね。頑張りを認めてあげつつダメなことはしっかり叱るのいい先生だな〜とか思うけど考えすぎだよな。
態度の悪い生徒を一人登場人物として置くのが、山名さんと対比をさせているのかな。
山名さんのワードセンス、憑依したような演技が光ってます。わざとではないボケ(一生懸命なんだけど…って感じ)だから、軽く咎める程度のツッコミが空気感的に丁度いいです。
ラブレターズ 「野球拳」
「塚本、野球はまだ好きか?」
とある青年の野球人生を皆知っている野球拳のメロディに乗せてドラマチックに歌い上げるネタです。
ラブレターズといえば「キラキラネーム」「卒業式」が有名かな。書きながら見てて「追試」も思い出しました。
ステージ上の右(上手下手があやふやなので右左で言います)にバーテンのような格好の溜口さん、左に野球のユニフォームを着た塚本さん。溜口さんは語り手?的な役割、塚本さんは演者という変わった画面構成。二人ともステージ上にいるの結構珍しいですよね。見ていたら溜口さんの愉快なステップが癖になります。
余談ですが、この歌をずっと野球好きな兄の前で歌ってたらキレられましたw
あんまり好きじゃなかったみたいです。
かが屋 「友との別れ」
「たっぷり話そ」
物語は賀屋が役者を目指して上京することを、加賀に告げるシーンから始める。別れの時、最後に加賀は賀屋にどんな言葉をかけるのか。
優しいコントにかが屋は欠かせないですよね。「数学の授業」「彼氏が帰った後」「面白い男の人が好き」、キングオブコントでやってた喫茶店でのネタとかコント中に加賀さんが本当に泣いてしまうネタとか…。
「ラフな生活のススメ」にも出てましたが優しいの中に面白いが…いや面白いの中に優しいがありますね。お二人の根っからの人格の暖かさが出てるんでしょうね。
かが屋の二人が出会えてよかった。東京ってすごい街ですね。
バナナマンが好きというのをウィキで見たのですが、短めで様々なシチュエーションのコントでもうかが屋のスタイルを確立していますよね。「かが屋文庫」って…そうそう、二人のコントは文庫って言葉がぴったりだ。
まとめ
ネタバレしないようにしていたらネタの説明してんのか、芸人さんの説明してんのかわかんなくなりましたね。すみません。なんとかします。