ネタ分析 オードリー 結婚披露宴

オードリーの漫才ネタ 

ズレ漫才


オードリーといえば「ズレ漫才」というジャンルを確立させた漫才師だ


芸人として売れるにおいて、こうした独自の漫才スタイルを持っていることは非常に強い


ズレ漫才といえばオードリーとなり、オードリーといえばズレ漫才になる

キャッチコピーもつけやすく、起用もしやすいんじゃないだろうか


ここで少し説明すると、ズレ漫才とは


「ズレ漫才」とは、話題を進めようとする若林に対し、春日がズレたタイミングで意味不明のツッコミを入れる。これを若林がたしなめたり、逆にツッコミを入れているうちに、話題が先に進まない中でネタが終了するというものだ


漫才という従来のスタイルをフリにした漫才


春日のテクノカット、ピンクベストのインパクトあるキャラも相まって、他コンビとの差別化はしっかりとできている


ネタ分析というよりは、オードリーという芸人分析になってしまうかもしれない


ズレ漫才の強み


ズレ漫才は他のシステム漫才と違う点が一つある

自由度の高さだ

話を進めたい若林に春日が意味不明なツッコミを入れる

が定義だとすると、極論、それが的外れなものであれば成立する



今日はお客さん沢山入ってますね〜


いや、老人ばっかだろ!

でもいいし


今日はお客さん沢山入ってますね〜

全員サクラって可能性もあるだろ!

でもいい


今日はお客さん沢山入ってますね〜

そんなわけねえだろ!


もちろんこれでもいい




システム漫才の印象として、独自のスタイルであるものの、型がしっかりしていればいるほど、そのパターンに当てはめていくので、飽きられやすいみたいなデメリットがあるように感じる


その点ズレ漫才は漫才という形はある程度残したまま、ズレ漫才という形で出来るので、多種多様なネタが出来やすく、なおかつオードリーの持ち味も消さない

これはとても強いんじゃないかと思う

何かヒットを一つ出し、それ以降メディアの露出が減ってしまう"一発屋"というわれる人たちは、なぜメディアの露出が減ってしまうかというと、そのヒットのきっかけとなったネタそのものにみんなが飽きてしまうから、という理由は非常に大きいだろう

出来れば一つといわず、二つ三つ、とヒットを出したいが、最初の一発目が大きいと、世間のイメージはそのネタの人という認識にみられてしまう


オードリーはズレ漫才という看板を持ちつつもそのシステムの特性から多種多様な形のズレ漫才ができるので、常に新鮮な目で見られるのかもしれない

すでに知られているスタイルが持つ安心感と、中身はズレ漫才、という枠組みの中で、違うテイストのネタという、期待感


その二つがオードリーのズレ漫才が未だに世間に観られている要因の一つかもしれないと思った

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