風通しの良い組織、交換ノート。
今回、『風通しの良い組織作り』について書いていきたいと思う。
まず、『風通しの良い組織』とは何なのか。私は、先輩後輩関係なく、考え、意見を言い合える組織が理想だと思っている。
これは、タメ口で話したり、上下関係が完全に崩壊していることではない。(私は別に年下にタメ口で話されることを気にしないが)
組織内で、後輩から先輩に対して言いにくいことは必ずある。これは部活動に留まらない。社会に出てもあることだ。
私は下級生、後輩から考えや意見を聞き出せ、それを形にできる組織が風通しの良い組織だと考えている。
前振りが長くなったが、今回はそんな風通しの良い組織を目指して、当時早稲田大学庭球部4年生だった私達が取り組んだ1つのエピソードを書く。
【他人.後輩の考えを知ること】
私は当時、ある後輩について悩んでいた。実名は出さないが彼は特に、寝坊癖が酷かった。他にもここには書けない大惨事を、彼は沢山やってのけた。
私もよく下級生の頃寝坊していたので他人のことを言えないが、彼は酷かった。
そんな問題児な彼をどうにか真面目に出来ないかと同期と共に考えた。私も同期も、彼が問題を起こす度に時間を取られる事にうんざりしていた。同じ事の繰り返しだった。
そんな問題児な彼と、私は交換ノートをしようと提案した。何故交換ノートに至ったのか、経緯は残念ながら忘れてしまった。
2〜3日に1回くらいのペースで私と彼はお互いに感じている事や、庭球部に対して思っている事などを書いた。私自身も普通に悩みなどを書いた。
何日か続けるうちに、彼の思考や、寝坊やその他問題となる行為に至る理由、悪気があってやっているのか、本当はどう感じていたのか、少しずつ理解できてきた。
私はこの時に、自分は彼とコミュニケーションを取れている『つもり』になっていたのだと思った。
私がやっていたのは、こちらからの一方通行で、後輩とのコミュニケーションになっていなかった。
交換ノートを通して、100%彼の意見や考えを聞き出せた訳ではないが、少しでも本音を伝えてくれた時は嬉しかった。
彼の寝坊は交換ノートをしている間かなり減った。完璧に無くすことはやはり難しかったが、改善しているようには思えた。
【部活全体への応用】
この後輩とコミュニケーションを取る為に始めた交換ノートが部内で意外と好評で、男子部全体でやることになった。
30人程度いる男子部を、4年生から1年生まで各学年が等しく別れるように5、6人で1チームとし、その中で交換ノートを回し始めた。
私のチームでは普通に大学ノートに3行〜6行程度書いて回したが、他のチームでは面白い事をしていた。
この写真のように勉強で使う単語帳を交換ノート代わりに使っているチームもあった。
これは私の想像を超えてきた。
とりあえず、コミュニケーションが上手く取れれば、これはこれでいいか。
※問題児だった彼は私達が卒業後、寝坊癖が再発したようです。
果たして、交換ノートは意味があったのだろうか。 笑
坂井勇仁