「店長に突撃インタビュー!~スーパーショットについて知ろう~」
~某日、早稲田店にて~
えぐち:今日はよろしくお願いします!
店長:よろしくね!
え:まず聞きたいことは、スーパーショットができた背景ですね。どうしてお店を始めたんですか?
店:10年くらい前にストリンガーの山森さんと知りあったことが大きかったわね。(山森氏はウィンブルドンやオリンピックなどの国際大会で30年以上ストリンガーを務めた、知る人ぞ知る有名ストリンガーです)ひょんなことから主人が山森さんと知り合って、一緒にお店を始めることにしたの。
え:ちなみに店長の旦那さんは、株式会社雄進プラスの社長。スーパーショットはその傘下にあります。
店:私も15年くらいガットを張っていたんだけど、山森さんから緩まない張りを直接教わって感動したわ。最後の一本まで張りに強さがあるんだもの。だから「値段をなるべく抑えて、プロに提供していた張りを一般の人にも体感してもらいたい」「その日中に提供したい!」そんな思いでお店を開くことに決めたわね。
え:山森さんは数々のレジェンドのガットを張ってきましたからね。記事で名前を出したくてもできないので、歯痒いです…一店舗目は早稲田ではなく高円寺なんですよね。どうして高円寺にしたんですか?
店:テニスショップが新宿と吉祥寺の間になかったからよ。高円寺は(地理的に)だいたい中間だから面白いと思って。あと、「良い」居酒屋が多いから。
え:居酒屋⁉
店:ガットを張っている間にお客様には近くのお店で一杯飲んでもらうの。そんなお客さんはたくさんいました笑。主人もよく仲良くなったお客さんと飲んでたわよ。
え:そ、そうなんですね…そして二店舗目が早稲田だったわけですが。
店:学生が多いからねやっぱり。ちょうど駅近物件(東西線早稲田駅から徒歩10秒です)が空いてたし、すぐ早稲田に出すことを決めたわ。学生のお客さんは授業の合間にラケットの受け渡しをするなんてしょっちゅうだったもん。今はコロナで大学に行かなくなったから、そんなことなくなったけどね。
え:自分も授業の合間にお店に寄ってたので懐かしいです。東大前にお店を出したのも同様の理由ですよね?
店:そうよ。それに、あそこは学校が沢山あるのにテニスショップが全く周りになかったの。「いいとこ見つけた!」って思ったわ!
え:テニスショップが学校の近くにあるなんて、学生は張り替えたいときにすぐ頼めるから便利ですよね!テニスショップ…そういえば、スパショは「テニスショップ スーパーショット」じゃなくて「テニススタジオ スーパーショット」ですよね。なんでテニススタジオなんですか?あとスーパーショットって名前の由来も教えて欲しいです。
店:スーパーショットの理由は簡単。スーパーショットを打ちたいからよ!!
え:ええっと、それ以外の理由は…?
店:これだけよ!えぐちくんだってスーパーショット打ちたいでしょ?
え:も、もちろん!フェデラーやナダル、モンフィス、ブラウン、もちろん錦織の動画をYouTubeで見て、イメージトレーニングだけはバッチリできているんですよ!試合の前までは…ではテニススタジオの理由は?
店:主人の仕事関係で、お店をやる前はウエアの撮影をするスタジオとしてスペースを使っていたの。それにテニスショップだと陳腐でしょ?ありきたりなのは嫌だから「テニススタジオ」にした…ってあの人が言ってたわ。それに、テニスについてお客さんと熱く語りあうスタジオにしたいって思いもあるわね。
え:あの方らしいですね笑
~スパショの張り~
え:そろそろ「スパショの張り」について聞こうと思います。
店:いいわよ!
え:ではズバリ聞きます。スパショ一番の売りはなんですか?
店:張りの質。これに尽きるわね。
え:なぜそう言い切れるんですか?
店:基本的に、ガットは結び目から緩んでいくの。詳しい話はえぐちくんが以前記事にしてくれたと思うんだけど、簡単に言えば、スーパーショットの張りは最後まで無駄なくガットを引っ張れているから「緩まない」わけ。結び目でダブルノットを採用しているのもそれが理由だわ。この技術は誰にも負けないと思う。
え:詳しい話はこちらにリンクを貼っておきますね。
確かに、ガットを切る時なんか、最後の一本まで「バチン」と力強く弾く音が聞こえますもんね。緩い張りだとなかなかこんな音は出ません。
店:そうね。結び目に一番近い所はそれが顕著よね。
え:張り代は一般の方が1600円で学生が1100円。扱うガットもほとんど2000円前後で、ほんとお得だと思います。
店:しかも、即張りもロールの持ち込みも張り代は全部一緒よ!
え:それなんですよ!他の店舗なら追加料金取られるところを、スパショは一切取りませんからね。嬉しい限りです。かさばるロールをお店で預かって貰えるのも助かります。しかもサービスはこれだけじゃないんだとか。
店:ラケットのバランス調整や元グリのサイズ変更。グロメットの交換もできるわ。
え:ほんと、お客さんに優しいお店ですね。
店:お客さんには少しでも良いものを体感してほしいの。世界のトップが体感していた張りだけじゃなくて、一人ひとりのお客さんが気持ち良くテニスができるためならなんでもするわ。それがバランス調整とかのサービスにも繋がっているのよ。
え:当たり前ですけど、やっぱり「お客さんに最高のサービスを提供する」ことをいつも心掛けているんですね。
店:そうよ。だから、スタッフの張りが全員一緒かどうかは常にチェックしているわ。あと、お客さんの求めているものと実際のプレーを聞いて、本当にその人に合ったニーズに答えることも意識してるかも。結構自分のプレースタイルと道具に求めることがかけ離れているお客さんに会うのよ。フラットの打ち方なのに、ナダルみたいなスピンかけたいですとか笑。だから、悩んでいる人にはじっくり話して一緒に悩んで、その人に最高の商品を提供できるように心掛けているわね。
え:自分もよく相談しました。お陰様で「大事な試合ではこれ!」ってガットも見つかりましたし。ちなみに、どんなお客さんに一番来てほしいですか?
店:うーん。道具選びで悩んでいる人はぜひきて欲しいわね。何時でも相談に乗るわよ!あと、テニスの上達に悩んでいる人もきて欲しいかな。道具を変えて、お客さんの良さを引き出したり最適な道具の選択に貢献したい思いは強いから。
え:テニスが大好きな人にはぜひとも来てほしい!ってことですね!
店:その通り!それにうちはガット張りだけじゃないわ。商品は一部を除いて定価の3割引で売っているしね。ラケットが欲しかったプレースタイルをちゃんと聞いて一番良いラケットをお勧めするわ!ちなみにこれは自慢なんだけど、遠方のお客さんは郵送でラケットを送ってガット張りを頼んだり商品の購入をする人もいるくらいよ。
え:あと、スパショは自前のコートがありますもんね。
店:そうね!九十九里にテニスコートがあるわ!知り合いの魚屋さんがそこでマグロの解体ショーして、お腹いっぱいマグロを食べたり、色んなイベントをやっているわね。
え:マグロ大好きなのにまだ一回も参加したことないんです!次こそは必ず行きますからね!!
■スパショのガット代と張り代一覧です
*記載されていないガットもあります。詳しくは当店までご連絡ください。
~スパショのこれから~
え:お店として今後はどんなチャレンジをするのか教えてほしいです。
店:全てのテニス用品を遠方のお客さんでも利用できる環境を整備したいわ。それもあって、近々BASEを使ったオンラインショップを始めるつもりよ。もちろん、張りの注文もできるようにするから、遠方のお客さんはぜひ一度試してほしいわ!
え:はい。今頑張って商品の入力をスタッフで行っています笑。もう少々お待ちを…
店:早く始めたいわね!笑
え:…頑張ります!笑。限定Tシャツも販売するので、そちらもぜひ!
店:あと、これも後日詳細を伝えるんだけど、日本ではオンラインでしか売っていない某メーカーの商品を、日本で初めて、実店舗販売するわ!
え:ちょっとしたマニアなら知ってるかもしれないですね。公開できる状況になりましたらSNSで告知します!こちらももう少々お待ちください!
店:色んなプロが使っている商品よ!楽しみね~!
え:というわけで、本日は以上になります。店長!今日はありがとうございました!
店:うん!今日はありがとね~!
■次回「ガットをハイブリッドで張るメリット・デメリット」
次回はハイブリッドで張るメリットとデメリットを紹介します!縦と横でガットの種類を変えることで、それぞれの「良さ」を引き出す張り方。
「ハイブリッドの張りに挑戦してみたい!」
「何のガットでハイブリットすればいいか教えて欲しい!」
そんなみなさんには是非とも見て欲しい記事です。お楽しみに~
【Twitter】https://twitter.com/tennissupershot
最後までお読み頂きありがとうございます!記事は全て無料となっていますので、サポートと「スキ」ボタンをよろしくお願いいたします!