ドサ回りする選手が資金調達する方法を考える
※1 このページは、世の中がアップデートされる度に更新されていきます。
※2 あまり気持ちがよい内容ではないかもしれません。
僕は趣味がテニスなので、テニスに絞った話をしますが、どの競技でもある程度共通の悩みではないかと思います。
本記事は下記のような構成になっております。
お察しかと思いますが、お金に悩む大半の選手には上の方はあまり参考にならないと想定しています。
テニスで稼ぐ
賞金を獲得する
現状、国内ツアーでは選手の生活が保障される金額ではないため、これだけで生活するのはやめましょう。
実業団に所属する
下の「テニスクラブのコーチ」と少し重なる部分はありますが、会社企業に所属し、実業団選手として活動します。日本リーグとなると枠は狭いですが、各都道府県の実業団であれば門戸はそれなりに広い印象があります。
難点としては、普通に会社員として働きながらの活動になるため、フリーより平日の試合は出にくくなります。
スポンサーを獲得する
多くの選手がスポンサー獲得を目指して活動います。用具・資金提供があると、より大胆に活動できるため、選手として箔が付くだけでなく、大成するチャンスもグッと高まります。当然ですが、枠には限りがあります。
既に結果を出している選手、有望な選手、発信力が高い選手から契約が決まっていきます。
テニスクラブに所属し、レッスンコーチをする
一定数の方はここに入っています。
普段はレッスンをやりながら、試合の日は代行を頼むやり方です。
SNSを見ていると、選手ではないコーチにしわ寄せがいっており、あまり健全に運営されているようには感じません。昨今はコーチが不足していることもあり、近い将来業界全体で破綻する可能性があると思っています。
フリーでコーチをする
プライベートレッスンで稼ぐ方法です。
自分のペースで仕事ができる、全国行脚する中でどこでも企画できる、など、時間と場所でメリットがある一方で、運営を全て自分でやる、また固定客獲得など一定の難しさがあります。
あまり見かけませんが、オフラインだけでなくオンラインコーチもやればいいのにと、時々思います。
YouTuber
テニス界で徐々に浸透している稼ぎ方です。
広告収入が不安定、他の選手と差別化が難しい、そもそもマーケティングは短期でお金を稼ぐのに向いてない、など成功者がかなり絞られる印象です。既に強い先行者がいるため、時間とお金に余裕がある人向けだと個人的には思います。
同様の理由で、クラウドファンディングも難易度が高いと思っています。
テニス以外で稼ぐ
会社員
実業団とは区別します。
きくちはここに該当します。(テニス協会の登録先ではただのレッスン生です。)
会社勤め選手の多くは、有休を取って時間を確保しているのではないでしょうか。もちろん事前に仕事を片付けたり、関係各所に根回しをしたりと、調整が面倒です。それでも同僚に迷惑がかかるので、社内では肩身が狭いことが多いです。
業務委託フリーランス
テニスとは別でスキルを持っている人が、オンラインで完結する仕事をする方法です。
コンサル、動画編集、名刺やチラシ、Webのデザイン、システム開発など多種多様な仕事があります。クラウドソーシングサイトや営業、紹介などで仕事を得るのが一般的です。
選手の中にはほとんどいない印象ですが、テニスと関係ないところに収入があると非常に安定します。
テニスとは関係ない職種のバイト
全国を転々としている以上、固定の仕事を持つのが難しいケースが出てくるでしょう。
Uberのような配達員、タイミーで近場の仕事を探すなど、最近はスポットで働いて収入を得る方法が充実してきています。大きな金額を得るには不向きですが、特別なスキルを必要としないメリットがあります。
親に無心する
褒められることではないですが、テニス活動に最も集中できると思います。(笑)
おまけ
主に収入を増やすことメインで書きましたが、出費を減らす方向も考えてみました。
実家に住み、家賃を浮かす
複数選手でシェアハウスし、共同生活をする
出場する大会を可能な範囲で統一し、旅費を折半する
遠方の大会に出るときは、友人の家に泊めてもらう(何かしら謝礼はしましょう)
最後に
最初からスポンサーが付いて、華々しい選手生活を送れるのが理想とは思いますが、そういう選手ばかりではないと思っています。プライドが許さない場合もあるでしょうし、努力が必ず報われるとも限りませんが、選手活動が長いほどチャンスが多い世界です。色んな可能性を探ってみてはいかがでしょうか。