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【テニスダブルス】並行陣を相手にする時

みなさんこんにちは。加藤です。

皆さんダブルスはよくプレーされますか?
自分はテニススクールのコーチなので、ダブルスを指導する事がほとんどです。

レッスンで並行陣の練習を行うことがあるのですが、いつも生徒さんに伝えていることを整理して書き記していきたいと思います。
めちゃめちゃ長いですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


半面ストレートでボレー(以下Vo)対ストローク(以下St)

いきなり並行陣の説明をするより半面1v1で有効な選択肢を考えてもらいます。
上の図のように皆さんはA地点からVo相手にStを打とうとしています。
相手Voは黄色のゾーン(サービスライン付近)にいます。

半面の中でどこに打つことが有効だと思いますか?
※つなげあう練習ではなく、勝負だと思ってください。

基本的には相手が攻めづらい足もとを狙います。
ボレーは低い方が決めづらいという理由です。
コースを狙える余裕があればセンターとサイドも有効です。

ボレーはネットに近ければ近いほど簡単になります。
ではなぜ相手は黄色のエリアに立つのか。

それはロブで抜かれにくくするためですね。

では違うパターン。

相手Voはネットに近い位置に立ってます。

相手Voが青いゾーン(ネットの近く)にいる場合はどうですか?

想像どおりロブが有効です。
サイドも決まらないこともないですが、相手が近ければ近いほど、ボールが相手の届く範囲に入ってしまいます。
サッカーのゴールキーパーと似てますね。

これらを踏まえて並行陣を考えると大体3パターンあると考えます。

↑一人前一人後ろのベーシックな並行陣
赤丸は相手に攻めさせない有効なポイント
↑二人とも後ろ気味の陣形
同じく赤丸が攻めポイント
二人とも前に詰めている陣形

基本的にはどの陣形も長所と短所があり、相手がどういう陣形で来ているのか、どういう陣形を使うことが多いのか観察する必要があります。

僕は若かりし頃、相手が並行陣になったとき、どこに打って良いか分からずポイントを取られまくった記憶があります…
ペアと相談した結果、ボレーが強くない方をひたすら狙うという強引な戦法に落ち着きました…笑

ですが、ボレーが強くない方もネットの近くまで詰めていることで、僕たちが強打したボールも簡単に返されてしまいました。

今思うと、後ろの方の足もとに沈めて、もう少し落ち着いてラリーをするべきだったと思います。

逆パターンで、自分たちが並行陣を使うときも陣形の作り方が変わってきます。

相手ペアが低い弾道で攻めてくるペアの場合は、二人とも前に立つパターンだったり、ロブを多用してくるペアの場合は、二人でサービスラインあたりに立ったり、相手ペアの戦術に合わせて変えることができます。

毎度図のように教科書通りにはいきませんが、ある程度セオリーを知っておくことで、冷静にラリーができると思います。


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