下肢のパワーポジション(テニス)
皆さんこんにちは。加藤です。
最近、相方Aが読んでいる「スポーツバイオメカニクス20講」という運動力学の本に興味深いことが書いてあったみたいなので紹介します。
そのまま載せると難解な文章になってしまいますので、要約すると
”関節角度が変化すると、外部に出力される力が変化する”
簡単に言い直すと、
”関節は曲がり具合で発揮されるパワーが変わる”
ということになります。
片足スクワットで脚が地面を下に押す力は、膝関節が60°あたりでは体重の約1.5倍、140°あたりでは体重の4.5倍というデータがありました。
※進展しきった状態を180°あたりと考えて
もちろん個人の体つきやトレーニングの仕方などによって多少変化はあるらしいのですが、ここでわかるのは、膝は曲げすぎると力が出ないということになります。
60°と言ったら椅子に座っているような直角に近い状態よりも深く曲げていることになります。
140°は軽く曲げた状態と言えます。
ここで、テニスにおけるパワーポジションとはどういったものかを説明します。
どういう状況かにもよりますが、構え(レディポジション)においては、股関節、膝、足首がそれぞれ軽く屈曲した状態になります。
テニスは構えから横に動くことが多いので、足の幅も少し広め(大人で足と足の間にラケット一本入るくらい)の感じです。
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