ヤニック・シナーの魅力を語ろう【テニス】
皆さんこんにちは。
前回、めちゃくちゃがっつりと仕事の話をしてしまいました💦
最初砕けた感じで行こうかと思いつつ、SEOの話になると熱がこもってしまうのが悪い癖です。
※かなり力込めて書いてますので、サイト・マーケ担当の方はぜひ、前回の記事をご一読ください!
というわけで、今回はテニスの話。
現世界一位、イタリアの若き天才、ヤニック・シナーを語ろうじゃないか、という記事です!
僕の大好きな選手ですので、とことん魅力と強さを語りつくしたいと思います。
ヤニック・シナーとは
Wikipediaなどに詳細は載っていますので、サマリでお伝えすると以下です。
イタリア出身の23歳
身長191cmで細身の長身、右利き、両手バックハンド
現世界王者、2024年はATPランキング1位のままでシーズンを終える
グランドスラム2勝('24全豪、'24全米)、マスターズ4勝
13歳まではスキーをしていたが、リカルド・ピアッティのアカデミーで才能を見出されて以来テニスに情熱を注ぐようになる
直近開催のザ・シックスキングススラムではライバル達を退けて優勝、9億円獲得
どんなプレーも高水準でこなすオールラウンダー
ちなみに、日本が誇るアジア最高のテニスプレイヤー、錦織圭が26歳で世界ランク4位、キャリアハイです。
これだけでもシナーがいかにすごい選手かが伝わりますかね。
シナーのここが好き
人間性
以下は数年前のシナーの動画です。
見ていただくと彼の人間性がよく分かるのですが、
タオルをかけるボックスを蹴って、
その直後に自分で元に戻しています。
テニスは孤独なスポーツで、近くに自陣営のコーチ達は座っているもののその場でのコーチングは禁止されています。
だからこそ、フラストレーションが溜まるとラケットを壊したり、観客や審判に矛先を向けるしかありません。
そんなテニス選手の中でもシナーのコート上での立ち居振る舞いは突出して大人びていると言えると思っています。
超ド級にイケメン
あまり言わなくてもイケメンなことは分かるかと思うのですが、なんと彼はあのグッチのアンバサダーです。
いやはや、サマになりますな、、カバンなんかは、僕なんかが持ったら成金になっちゃいますね、、
キャロットボーイ
https://www.instagram.com/carotaboys?igsh=ZjMycWhuYnd5M2ll
皆さんは、CarotaBoysをご存知でしょうか?
↑から飛べるインスタグラムには、奇妙なニンジンのコスプレをした男達が出てくるかと思います。
実は、このアカウントはシナーの熱狂的なファンによるアカウントです。
シナーは大のニンジン好きで、試合中のセット間でニンジンを食べる姿が何度か目撃されています。
ニンジンがシナーの象徴になり、コスプレした男達が目撃されるようになったのもこのためです。
シナーの強さを語る
さて、ここまではシナーの内面やテニス以外の活動に触れてきましたが、ここからは真面目にテニスの話を。
彼の強さはどこからくるのか?何が彼の強みなのか?を整理してみます。
上海マスターズでのシナーのパフォーマンス、圧巻の優勝
2024年10月に行われた中国・上海マスターズで、シナーはジョコビッチを7-6(4)、6-3のストレートで破り優勝。
2024年を1位でフィニッシュすることが確定するとともに、今期は65勝6敗、全豪・全米を含め7個のトロフィーを手にしたことになります。
↑だけでもとんでもない成績ですが、この上海マスターズのスタッツを見るとその仕上がりが分かります。
まず、驚異的なシナーのフォアハンドのパフォーマンス。
フォアハンドのイン率にも注目です。全体、数千数万とフォアハンドを打つ中で、およそ15%しかミスしない。
テニス経験のある方なら、これがどれほど凄いかが分かっていただけるかと思います。
上記は、ATPツアー公式が出した記事の一部です。
先述のイン率はさることながら、そのスピードやスピン量はすべてツアー平均超え。
要は、めっちゃ早くてめっちゃ跳ねるボールがほとんどミスなくコートに収まる、ということです。シンプルですが大きな強みですね。
そして、表の右から2列目は、同大会の各試合でカギとなったシナーのフォアハンドのプレーです。
日本語では「回り込み」と呼ばれるプレーで、例えばバックハンド側に飛んできたボールを、文字通り回り込んでフォアハンドで叩く、というものになります。
レジェンドで言うとラファエル・ナダルが得意としたプレーですが、これはフットワークと柔軟性がなければ、良い打点で打つことができません。
なんとなくでも、シナーの強さを感じていただけましたでしょうか。
2024年のグランドスラムをライバルとともに席捲
そんなシナー、先ほども「今期65勝6敗」とお伝えしましたが、今年のグランドスラムは世代交代の象徴であったと思います。
シナーは23歳の若さで全豪・全米でトロフィーを獲得しましたが、ウィンブルドンとローランギャロスはもう一人、シナーのライバルで22歳のカルロス・アルカラスが優勝しました。
特にウィンブルドン、決勝はアルカラス vs ジョコビッチ、新世代 vs BIG4という構図になったのですが、蓋を開けてみれば6-2、6-2、7-6(4)とストレートでアルカラスが勝利。
実際に僕もNHKの中継を見ていたのですが、第二セットまでの一方的な展開に加え、第三セット中盤でチャンピオンシップポイントを複数回にわたりジョコビッチに防がれてもなお、流れを持っていかせないメンタリティ。
「ホンマに22歳か…?」と思ってしまいました。
長らくグランドスラムはBIG4と呼ばれるテニス星人(誉め言葉です)たちに席捲されてきましたが、錦織たちの世代を超えて、ようやく世代交代に立ち会えそうなことに、いちテニスプレイヤーとしては感慨を覚えています。
「勝者のメンタリティー」
さて、圧巻のパフォーマンスと世代交代、そしてシナーの人間性にも触れてきましたが、僕はアルカラスも含め、この結果を支えているのは「勝者のメンタリティー」なのではないかと思っています。
これは、ケガからの圧巻の復活を果たしたロジャー・フェデラーが、2017年の全豪オープン4回戦で錦織にフルセットで勝利した際のコメントに出てきたワードです。
僕が思う「勝者のメンタリティー」は、勝利を信じて疑わないこと、ただし驕ることなくひたむきに思考を巡らせて勝利に向かうこと、なのだと考えています。
ウィンブルドンでジョコビッチの足のケガやサービスの不安定さを冷静に環境として利用し弱点として突いたアルカラス、2022-23年シーズンで弱点として突かれ続けていたサービスを改善し王者に君臨したシナーを見ていても、如何に考え、改善を続け、勝利に執着しているかがよくわかります。
その過程が、自然と勝利を信じて疑わない状態にしているのだろうなと、いちファンとして感じています。
まとめ
本当に申し訳ありません、いろいろ想いを込めて書いていたらめっちゃ長くなってしまいました💦
記事内で登場するアルカラスも好きな選手ですので、またどこかで取り上げたいなと。
テニス好きの皆さん、是非好きな選手やその選手の魅力など、教えていただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!