VS 背屈 ー凝り固まったアプローチから脱するためにー
背屈制限に対する凝り固まった介入
足関節の背屈制限へ介入する際、どこを疑っていますか?
はたまたどのような介入をしていますか?
ここは学べば学ぶほど一言では言い切れなくなってくるかとは思いますが、多くの場合、「下腿三頭筋の伸張性低下 ▷ 下腿三頭筋のストレッチ」この流れが一般的かと思います。
ただ個人的な臨床感としては、これだけですんなり機能的な背屈可動域を獲得できることはほとんどありません。
健常者であればまだしも、病院に訪れる高齢者では、まだまだ他の要因が多く絡んでいます。
それこそ背屈制限となると、距腿関節の問題を疑いがちですが、周辺関節の問題が絡んでいることがほとんどです。
そういった場合には、一辺倒に下腿三頭筋のストレッチを行っていても、なかなか効果は現れません。
ここを打破するには、まずどのように背屈を行なっているのか?を観察するところからはじめてみることをオススメします。
少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!