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荷重練習 ー荷重制限を守るための必要事項ー


骨癒合に荷重は必須

下肢骨折後の骨癒合(二次性骨癒合)には、仮骨の強度に応じた荷重が必要です。

これは荷重によって軸圧が加わることで、十分な血流が得られたり、術後においては骨片間を圧着(telescoping)させる機能を担っているためです。

また筋力低下を予防するといった観点からも荷重は重要です。

ただ荷重を乗せすぎると骨転位してしまうというリスクも常に隣り合わせにあります。

実際に「〇〇骨折の何週目は〇〇kgまでOK」といった具体的な数値は科学的な根拠をもって説明できませんが、Drからの指示に従って荷重量を遵守していく必要があります。

ですので、我々としては、骨折後(術後)早期から徐々に荷重をかけていくことを想定し、あらかじめ感覚入力を行ったり、免荷の状態で松葉杖や歩行器の練習しておくことも重要になってきます。

しかし、ここで問題になってくるのが、高齢者の骨折です。

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