膝関節×階段降段 ーバイオメカニクスとリハビリのポイントー
ADLの中でも階段昇降は難易度が高く、その機能を再獲得するために、リハとしては多角的な視点をもつ必要があります。
とくに変形性膝関節症やTKA術後などの膝疾患においては、痛みや恐怖心によって制限されることが多く、なかでも降段時に困難さを訴えるケースが多いです。
この降段動作をどう再獲得させるか?
おそらく多くの方が「大腿四頭筋の筋力強化」そう答えると思います。
確かに重要で、この記事の最終地点の1つもそこです。
ただそう考えたプロセスが重要です。
そして、そのプロセスのなかで他にも着目すべきリハのポイントが多く見えてきます。
今回は、そんな降段動作について、まずはバイオメカニクスを明らかにし、実際の動きをイメージするなかで、必要な要素を分解していきたいと思います。
少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!