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梨状筋症候群の坐骨神経痛に対する運動療法

梨状筋症候群の「坐骨神経痛」の改善を目的とした運動療法をご紹介致します。全て動画コンテンツにて、体系的に学ぶことができます。

※ 注意 ※
ご紹介する運動療法は、臨床での汎用性の高いものをピックアップしております。そのため、本内容は全ての症例に当てはまるものではありませんので、対象者の状態に見合ったものをリスクも加味した上で、慎重に応用していただければと思います。

本動画はすべて【note公式アプリ】ではなく、【ブラウザ】でご覧ください。


前提条件の共有

・梨状筋症候群の病態理解

梨状筋症候群とは、坐骨神経が骨盤出口部で梨状筋をはじめとする股関節外旋筋群により圧迫や刺激を受け、坐骨神経支配領域に疼痛や麻痺を惹起する疾患群のこと¹⁾です。

ちなみに昨今では、深殿部症候群や骨盤出口症候群と表現されることが多いです。

また"梨状筋"というワードから、どうしても梨状筋だけが悪さをしている印象を受けやすいですが、その他の要因についてもさまざまな報告がなされています(詳しくは後述します)。

「器質的な問題がない坐骨神経痛=梨状筋症候群」のような捉えられ方をしていることも多いですが、実際に梨状筋症候群にて坐骨神経痛を訴えるのは6%程度²⁾だという報告もあることから、このイコールの考え方は危険です。

そういった安直な考えから抜け出し、効率的な介入を施していくために、まずは代表的な所見と整形外科テストから理解していきましょう。

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少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!