【徹底解説】結帯制限と対峙するときにどう攻めれば良いか?弱点を明確化するためのポイント
❑ なぜ結帯をテーマに?
言わずもがな、結帯動作(後ろに手を回す)の改善は容易でなく、誰しも難渋したことがあるかと思います。かく言う私も「謎多き」結帯動作に日々苦戦を強いられています。
というのも、結帯動作についてはまだまだ研究段階にある印象で「結帯制限にはここを狙え!」のような教則本はありません。ですので私自身、様々な先生方の臨床経験則や限られた報告の中から、自分なりの見解も織り交ぜつつ臨床に落とし込んでいる現状です。
自分と同じ境遇で必死の手探りのなかで懸命に介入されている方や、なかには複雑すぎてよくわからないと明確な狙いを定められずに介入してしまっている人もいらっしゃるかと思います。実際に私のところによせられる質問では、結帯制限にまつわるものがかなり多い印象です。
こういった背景から、今回は結帯制限に対峙する際、私が考えていることを共有させていただき、少しでも狙うべき的を絞るヒントとなればと思います。
「全く分からない」が「少し分かってきた」へ、「なんとなくここが問題な気がする」が「こういう理由でここが問題だと考えられる」へ、ちょっとしたことかもしれませんが、本記事がそういった一歩のきっかけとなれば嬉しいです。
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少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!